猛暑とともに進む色づき Véraison の経過報告

フランス生活

Bonjour!マコマコです。
8月1日にブドウ畑を訪れたとき、ブドウの房がしっかりと Véraison(ヴェレゾン) を迎えているのを確認しました。

前回の記事 👉 「Véraisonはじまりました!色づきから収穫へのカウントダウン」では、色づきの始まりをお伝えしましたが、今回はさらに進んだ畑の様子と、フランス全土を襲った猛暑や山火事の影響についても触れていきたいと思います。


🍇 Véraisonの進行と品種ごとの違い

この2週間で、白ブドウの Chardonnay は緑からやや黄みがかった色へ、黒ブドウの Gamay は赤紫から濃い黒へと移り変わりました。

色づきは、ブドウが「糖を蓄え始め、酸を落としながら熟成に向かう合図」。つまり Vendanges(ヴァンダンジュ/収穫)へのカウントダウン が始まったということです。

こちらは Chardonnayたち

そして、こちらは Gamay たち


🔥 猛暑と山火事の影響

この夏のフランスは記録的な猛暑に見舞われました。

ここ Charnay-lès-Mâcon(シャルネ・リ・マコン)でも連日 38℃前後を記録。
フランス南西部では43℃に達し、*Météo-France(メテオ・フランス)が複数の県で 赤警戒(最高レベル) を発令しました。

*フランスの国立気象機関で、日本でいうところの気象庁。

さらに深刻なのは山火事です。
南フランス・オード県を中心に火災が発生し、パリを超える規模 が焼失。消防士たちは命懸けでブドウ畑を守り、改めて「畑が防火帯として機能する」ことの重要性が知らされました。

EU 全体ではすでに 100万ヘクタール以上が焼失し、過去最悪の火災シーズン となっています。

参照👉 AP「France’s biggest wildfire eclipsed Paris」

自然の厳しさを前に、ワインづくりがいかに環境と共にあるかを痛感させられます。


🧳 収穫前の束の間の旅

そんな中ではありますが、ブドウの収穫 Vendanges が始まると一気に忙しくなるので、今のうちに小さな旅へ。

行き先は 南フランス Anduze(アンドゥーズ)Nîmes(ニーム)です。

Anduzeは、セヴェンヌ山脈のふもとにある町で、竹林「La Bambouseraie」や伝統陶器の「アンドゥーズ壺」で有名。妻も妹がこちらのキャンプ場で夏の期間アルバイトをしているので、行こう!となりました。

Nîmesは、ローマ遺跡がそのまま残る町。円形闘技場や Maison Carrée、そして近郊の世界遺産Pont du Gard も見どころ。

また旅行の様子などブログに書きたいと思います。


勤務先 Domaine Manciat では、ブドウを収穫する人の募集が始まり、少しずつ「収穫モード」に切り替わっています。予定では、8月27日からですが、多少、前後しそうです。

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
また次回もお楽しみに♪

À bientôt✋

📝マコマコ