Bonjour!マコマコです。
今回は、こちらの記事 の続き、2月27日にOFII(フランス移民・統合庁)での面接を終えて、その結果、言い渡された200時間の語学レッスン😢。
今日は、初日の授業に行ってきました。
OFIIでの面接では、「2月27日の面接から2週間以内を目処に語学学校のレッスン日を決める連絡が来るから・・・」と言われていたのですが、結局、3月20日に突然📱に電話がありました。
私の場合、ワイナリーで仕事をしていることを伝えると、「ワイナリーと相談して、水曜日以外の平日を選んで」と言われたので、木曜日を希望し、ようやく4月3日になって確認のメールが届きました。
「Mardi 15 avril 2025 à 8h30」
うん?!木曜日でなく、 Mardi 火曜日 と書いてあるのですが・・・ 行く前から不安爆発です。
電話で確認し、「あなたは確かに木曜日だけど、4月15日の火曜日が授業の初日だから、出来れば火曜日の初日に来て」と言われました。Domaineでの仕事がちょうど落ち着いてる時で良かった。

語学学校に行く前から日付の間違いに圧倒されたのですが、今週からの寒さと天気の悪さにも圧倒されました。気温が一気に低くなり、夕方には雷警報も出ています🌩
フランスの天気は気まぐれなのか、このパターンは、大抵、大丈夫です。

久しぶりのMâcon市内。雨の朝だと閑散としています。

Mâconの語学学校は、中心街の中にある弁護士事務所が入る建物の1階でした。
我が家からは、自転車で10分ほどの距離で、有り難いです。

案の定、午前8時30分の10分前に行っても開いているわけがなく、生徒さんらしき人たちが外で待っています。


ようやく、建物の中に入り、授業がスタート!と思いきや、先生がいません(理由はあとで)。

クラスに集まったのは総勢16名。出身国は、地域別に、
アフリカ: アルジェリア、モロッコ、エジプト、ナイジェリア
ヨーロッパ: ウクライナ、アルバニア、コソボ、ロシア
中東: レバノン
アジア: アフガニスタン、タイ、チベット、日本
本当にさまざまです。みんな、DijonのOFIIで面接を受けた人たちかな?そこに日本人の私が加わり、「小さな世界」です。しかも、ひょんなことから一番前の席に座ってしまい、先生からの問題が毎回、最初にあてられる事態に😰
授業初日は名前を書くことからスタート!
最初の授業は、自分の「名前を書く」ことからスタートです。それぞれフルネームをホワイトボードに書き、それをみんなの前で発音します。識字率や教育の違いもあるのでしょう、中には、自身の名前をアルファベットで書けない生徒さんもいました。
次に、自己紹介(名前、出身、年齢、職業、家族構成など)と、基本の挨拶(Bonjour, Merci など)の練習、その後はフランス語の「アルファベットの発音」、「※母音(Voyelle)と子音(Consonne)の違い」「男性名詞(Nom masculin)と女性名詞(Nom féminin)」について学びました。
※ フランス語の母音は6つ A E I O U Y あります。
この時点で10時となり一回目の休憩。なんと、休憩明けに出席確認として、ようやく名前と身分証明の確認がありました。大丈夫かな?
次に、フランス語を勉強したことのある人にはおなじみかもしれませんが、「アクサン(綴り字記号)と発音」の授業です。

世界の仲間たちと共に
12時となり、午前の授業が終わると、ランチタイムです。
キッチンには、電子レンジが3台あり、それぞれの国のご自慢の料理を温めます。キッチンの中は、それはそれはもう世界をミックスした香りが立ちこめます。

お昼の休憩が1時間30分あったので近くを散歩しました。Mâconの中心街はこじんまりとしていて、短い時間でも名所がまわれます。

初日の授業を受けて興味深かったことは、当たり前ですが、みんながそれぞれ全く違うバックグラウンドを持っていたこと、そしてA1というレベルの授業に集まっているのに、全く異なるフランス語力を持っていたことです。
- フランス語は流暢に話せるけど、ぜんぜん書けない
- フランス語を書けるけど、ぜんぜん話せない
- 両方が、そこそこできる
- まったく初めて
中には、すでに3年もフランスで働いている人もいて、従兄弟と従姉妹、姪と甥の違いをフランス語で説明していて、「なんで今ここに…!?」と思ってしまうほどでした。逆に、OFIIから必要最低600時間を言い渡されている人もいました。
午後の授業では、まず家族構成の説明をするグループワークです。
先生がリードして発音し、続いてスペルを書く練習です。今後、OFIIともう一度テストがあるそうですが、スペルを正しく書けるかどうかも、重要だと先生が言っていました。

グループワークは、なぜか、若者ガールズチームと一緒になり、落書きがはじめました。止めた方がいいのかな。
でも、この感じ懐かしい(笑)

授業を通して少しずつ距離が縮まり、共通の話題が増えていくのが楽しかったです。
フランスらしいなと思ったこと
この語学授業の初日、いろいろとフランスらしい”圧倒”?も受けました(笑)
- 渋滞で30分遅れて9時にやって来た先生が、陽気に“Bonjour” と そのまま授業開始。謝罪もなし?みんな誰も驚かない …
- 授業時間は公式には17時終了とあったのに、先生が夕方の交通渋滞を避けたいからと、16時30分終了 あれ30分遅れてきたのに、30分早く終わったよ …
- 「次の授業から、お昼の休憩30分カットするからね!でも1日、7時間する授業だから問題ないよ」とさらり(笑)
そして何より驚いたのは、個人情報の扱いがめちゃくちゃオープンなこと!
電話番号、住所、誕生日、婚姻状況、離婚経験などなど…すべて、授業の一環で、クラスで共有させられるというオチ(←フランス文化、奥深い…)
後で、OFIIに提出するこちらの書類を書く作業の際に、先生が一人ひとりに質問し、それを生徒が答えるという・・・、これには驚きました。どれも、めちゃくちゃ重要な個人情報やん。
日本でやったら大炎上だな🔥

語学力以上に得られたもの
何はともあれ、語学授業の初日が終わりました。圧倒はされましたが「違いを楽しむ」ことができました。
言葉が通じなくても、笑顔や身振りで伝わることがあり、世界のいろんな人と過ごした時間は、かけがえのない経験になりましたし、今後が楽しみです。
同じクラスのロシアの方が英語が良くできて、しかも、前に半年ほど日本に住んだことがあるそうなので、仲良くなれそうです♬
そして、
先生や生徒さんと話をして、日本への尊敬と人気をまたまた感じる日となりました。「日本好き」がまあ本当に多いこと!
「アニメよく見てるんだ」「前に空手を習ってたよ」「寿司が好き」「行ってみたい国ナンバーワン」など、みんなの目がキラキラしていて、日本人としてちょっと誇らしかった瞬間でした。
色々な人から尊敬される国にしてくださった、🗾の先人の皆さまに感謝であります。

いよいよMâconの語学学校がはじまりました。
残り193時間ありますが、まあ地道にやっていきたいと思います。
言い忘れましたが、フランスで暮らすための移民向けの授業なので、語学学校の費用は掛かりません。
次のページでは、初日に習ったフランス語の発音についてまとめました。
興味のある方は、どうぞ!
最後まで、記事をお読みいただきありがとうございました。
また、次回をお楽しみに♬
À bientôt✋
📝マコマコ