Bonjour!マコマコです。
本日6月9日(月)は、フランスでは「Lundi de Pentecôte(聖霊降臨祭の翌日の月曜日)」という祝日です。最近、祝日が本当に多いな。
ちなみに「Pentecôte(ペンテコット)」は、イエス・キリストの昇天後、弟子たちの上に聖霊が降りたとされる日で、復活祭(Pâques)から数えて50日後にあたります。
フランスの祝日は、キリスト教と密接に関係しています。
この週末に、私の……滞在許可証が失効しました。はい、フランスにて不法滞在状態です😢
「いつか連絡きますよ」じゃ困る!
2025年3月15日(土)、フランス人の配偶者(滞在許可)の更新をオンラインで申請しました。

ちゃんと申請しましたよ、ええ、3か月も前に!
メールも受け取ってますよ!下記、意訳。
あなたの滞在許可申請が登録されました。申請書は行政機関により処理されます。
申請の進捗状況、および必要に応じて追加書類の要請については、在仏外国人向けデジタル管理サイト上のあなたのスペースに接続するようご案内するEメールにてお知らせします。
でも、あれから…音沙汰なし。récépissé(レセピセ)も届かず。
このrécépisséがなければ、「申請中だからOKです」と示す手段がないんです。
📌「récépissé(レセピセ)」って何?
récépissé(レセピセ)とは、滞在許可証の更新申請を受理したことを証明する仮の滞在許可証です。
これが発行されることで、「現在の許可証の期限が切れていても、合法的にフランスに滞在・就労できる」ということが証明されます。
通常は申請後すぐ、あるいは数日〜数週間で発行されるはずなのですが……私にはまだ届いていません😭
事の発端は、5月末、私が働いている Domaine で新しい契約に向けた話が出たとき、「滞在許可の更新は終わってる?」と聞かれて気づきました。

3月15日に申請しているよ!と言い、「CONFIRMATION DU DÉPÔT」を渡すと「これじゃないよ!」とのこと。これは「申請をした」の書類で、契約には「récépissé」が必要だったのです。
OFII(移民局)に問い合わせたら、まさかの返答:
「そのうち連絡がきますよ」
……いつか連絡きますよ、じゃ困る💢
このままじゃ契約が更新できずDomaineで働けないし、滞在許可は切れるし、立派な“フランス不法滞在日本人”が誕生してしまう…。
フランス行政の遅さ、甘く見てました…
日本で妻の配偶者ビザを更新していた時は、
「3か月前に申請 → 1か月以内に新しい許可証が発行」という、ある意味“当たり前”の流れでした。
在留カードに記載された有効期限を過ぎれば不法滞在になってしまうからです。

事前にフランスの行政機関は対応が遅いと聞いていましたが、3か月もあればさすがに大丈夫だろうと…なんて甘かった。完全に舐めてました。
フランスに滞在している日本人の方が、こぞって滞在許可のことについて憤りの情報を発信している意味がよ~~~く分かりました。
しかも、オンラインで完結できると思っていた申請。
以下のサイトから申請を行いました:
👉 https://administration-etrangers-en-france.interieur.gouv.fr/particuliers/#/
トップページはこんな感じ。
右上にある「SE CONNECTER(コネクティング)」をクリックします。

ページが変わり滞在許可申請時につくった Username と Password を入力します。

無事にオンライン申請サイトに入れました!

次に 右上の「ACCÉDER À MON COMPTE(アカウントにアクセス)」をクリックします。
自分のアカウントに入れました。今の申請状況が分かります。


オンラインで状況が分かるのは有り難いのですが、
今の状況は青のところで、ずっと待っても赤の「Instruction en cours(審査中)」にならないのです。これが、Instruction en cours になれば、システム上で récépissé が発行できるのですが、、、
Messagerie(メッセージ機能)で何度も催促するも返信なし。
もやは … どうすればいいのだ!?😭
滞在許可更新のために必要な書類(ざっくりリスト)
これから申請される方の参考までに、必要な書類の例もまとめておきます。
最初、フランスに到着した際の申請についてはこちらを参照ください。
申請者(日本人配偶者)側
- パスポート(有効期限のあるもの)
- 現在の滞在許可証
- 証明写真(35×45mm、背景白or青)
- 居住証明(電気料金などの請求書、賃貸契約書など)
- 出生証明書(日本発行+仏語訳)
- 結婚証明書(フランスのmairie発行)
- 収入証明(給与明細・納税証明など)
- 社会保障の証明書(保険Carte Vitaleやその証明)
配偶者(フランス人)側
- 身分証明書(Carte d’identité等)
- 出生証明書(必要に応じて)
→ 書類については、原本+コピー&フランス語訳必須のものもあるので要注意です!
現在の状況と今後
・2025年6月5日で滞在許可証の期限は切れました。
・今日6月9日時点でも、récépisséは届いていません。
・勤務先には迷惑がかかるし、何よりもブドウの成長が見れないのもキツい…。
Préfecture(管轄の県庁)に直接出向く、弁護士や外国人支援NPOに相談する、日本大使館に情報提供を求めるなど、今後できる行動は全部試していきます。
そういえば、今年の1月28日にリヨンにある 日本領事事務所へ行ったとき に滞在許可は大丈夫ですか?とアドバイスをいただいていました。
でも、何より言いたいのは――
「連絡がこない」「récépisséが出ない」= 働けない = 生活に支障が = このままだと詰む ってこと!!
同じ状況の方へ
フランスでの滞在許可の更新、本当に油断できません。
「ちゃんと申請したから大丈夫」なんて、通じないことがありました。
滞在許可証の更新を控えている方へ:
- 3か月前に申請してもrécépisséが出ない場合がある!
- messagerieで催促しても返事がない!
- Préfectureに出向く覚悟と書類一式は常に準備しておくべし!
というわけで、今回は怒りと不安に満ちた内容になってしまいましたが…
フランスのリアルを伝えることもこのブログの使命。
また前向きな記事が書けるよう、早く解決を目指して頑張ります!
ああ、早くブドウ畑で働きたいゾ!
この時期、毎日、🍇ブドウたちは成長して景色が変わっていくのが悔しい😢
À bientôt✋
📝 マコマコ