ヨーロッパ屈指のゲーム祭!Parthenayの「FLIP」に行ってきた

フランス生活

Bonjour!マコマコです。

今年のヴァカンスで妻の実家・Parthenayに帰省したところ、なんとタイミング良くゲームの祭典「FLIP」Festival Ludique International de Parthenay)が開催されていました!

中世の街がゲーム一色に、レポートしていきたいと思います。


Parthenayってどんな街?

FLIPが開催されたParthenayは、中世風の石造建物や石畳の道が素敵な街。
以前まとめた記事「Parthenay:妻の実家訪問レポ」もよかったらご覧ください。

妻の実家・Parthenay記事へ

そんな静かな街の風景が一転、賑わっていました。

Parthenayのランドマーク Saint Laurent教会をはじめ街には至る所にFLIPの案内が。


FLIPとは?そして今年は…

Festival Ludique International de Parthenayは、ヨーロッパ最大級の屋外ゲームフェス。

公式サイトはこちら→ FLIP公式サイト

Festival Ludique International Parthenay を直訳すると、

  • Festival → 祭り・フェスティバル
  • Ludique → 遊びの、ゲームの(ラテン語由来で「遊び」に関係する形容詞)
  • International → 国際的な
  • Parthenay → パルトネー(街の名前)

自然な日本語にすると「パルトネーの国際ゲーム祭」となります。

左:「Le Fou(ル・フォゥ)」というFLIPのメインキャラクター。フランス語で“愚か者”を意味しているそうで、そのシュールな名前とコスチュームが印象的です。
日本語に訳すと宮廷道化師でしょうか? Wikipedia

今年は第39回目の開催で、2025年7月9日(水)~20日(日)の12日間の開催でした。学校・家族の休暇時期との重なり、家族連れや遠方から遊びに来やすい時期です。
実は、FLIPは、フランス西部・Parthenay発祥の国際ゲームフェスティバルで、1986年に始まった唯一無二のゲームフェスティバルで、ここでしか体験できないのがFLIPの魅力です。

昨年、2024年の来場者数は、180,000人の「通った人」に加え、65,000人以上が実際にアクティブに参加したそうです。
平均的には200,000人規模とも言われていて、Parthenay中が人であふれていました。


街がゲーム会場!その立体感がすごい

石畳の通りには 巨大オセロやチェスのセットなどが出現。

卓球や皿回し、竹馬まで、街の至る所にゲームが置かれて、街を歩きながらお気に入りのゲームやアクティビティができます。

こちらはメイン会場の入口。セキュリティーチェックがあります。

メイン会場には、カードゲームやボードゲームのブースががたくさん並んでいました。

カードゲームコーナーではスタッフの方が温かく誘ってくれて、一人でも、ゲーム初心者でもすぐに輪に入ることができました。

目を引くゲームタイトル KAMON, NEKOJIMA, KUNUGI。ボードゲームに日本語の名前が引用されています。

暑さ対策もしっかり。移動式で清潔な水洗トイレ水くみ場の設置がありました。フードトラックもあり、アイスクリームが人気でした。

暑さに疲れたら、メイン会場横の冷房の効いた建物内へ。
なんと、”25€”で 200タイトル入ったゲームボーイカラーが売られていました…驚き!

建物に入ると、たくさんの子ども達が、かつての定番ゲーム ストリートファイター、ゼルダの伝説、ボンバーマン、ダンス・ダンス・レボリューション がありました。

こちらは、ABBA の代表曲 “Mamma Mia”に合わせて踊るダンスのゲーム。


主役キャラ「Le Fou(ル・フォゥ)」がに登場!

Parthenayの街を歩いていると突然、*ケルト音楽(Celtic music) の音楽隊が。
*ヨーロッパ西部のケルト系民族の文化圏に由来する伝統音楽の総称

Le Fou(ル・フォゥ)もやってきて、良い画が撮れました!


この時期は、22時まで明るいフランス。21時となりメイン会場のビーチサッカー場に子ども達が集まり始まったのは・・・

中世のラグビー大会。
中世のコスチュームに身を包み、相手の剣の攻撃を盾で防ぎながらラグビーボールを運ぶゲームで、剣が当たった箇所(主に手と足)が使えなくなり、ボールを持った仲間をいかに守りながら戦うか戦略性も問われます!
胸を剣で攻撃された場合は、その場に留まり、得点が入るまで動くことはできません。


家族もゲーム好きも観光したい人にもFLIP

FLIPは、ただのゲームフェス以上に「中世の街を舞台にした非日常の入り口」です。
家族連れ、ゲーム初心者でも安心して楽しめる構成が素敵でした。妻の実家からメイン会場までは徒歩で5分。毎日、好きな時間に会場へ行き遊んできました。
「来年もこの時期にParthenayに帰省したい!」と思えるイベントで、リピーターの参加がFLIPの質を高め、来場者数の増加に寄与しているなぁ、と感じました。

最後に FLIPの公式サイトより様子をどうぞ (YouTubeへ)

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
また次回もお楽しみに♬

À bientôt✋

マコマコ