Bonjour!マコマコです。
先日、日本の家族と連絡を取った際に、質問されました。
「フランスって消費税どうなっているの?」
確かに!と思い、この機会に記事にしていきたいと思います。
フランスの消費税(TVA)は20%?
フランスで生活していると、買い物の際に「TVA(付加価値税)」という言葉を目にします。これは、日本でいう「消費税」に相当するもので、フランスでは商品やサービスに対して消費税が課されます。
TVAは、Taxe sur la Valeur Ajoutéeの略で、商品やサービスに付加される税金です。
標準税率は20% で、ほとんどの商品やサービスに適用されます。ただし、一部の生活必需品や特定のサービスには軽減税率が設けられています。
たとえば、次のような税率が存在します:
- 標準税率(20%):衣類、電化製品、日用品など
- 軽減税率(10%):レストランでの食事や宿泊施設
- 軽減税率(5.5%):生鮮食品や生活必需品
- 特別税率(2.1%):医薬品や一部の文化財
日本の消費税は現在10%で統一されていますが、食料品など一部には軽減税率8%が適用されていますよね。フランスでは、商品ごとに細かく税率が設定されている点が特徴です。
レシートを見てみると?
フランスのスーパーマーケットやレストランで買い物をすると、レシートにしっかりと「TVA」の金額が記載されています。これは、日本のレシートでも同様に「消費税」が表示される点と似ていますが、フランスの場合は税率が複数あるため、いくつかの欄に分かれて表示されていることがあります。
例えば、スーパーで食料品(5.5%)と日用品(20%)を購入した場合、それぞれの税率に応じて計算されるのが一般的です。
ある日の買い物の”電子レシート”。左のTVAが購入アイテムに対する消費税率です。
食料品は5.5%。石鹸やトイレットペーパーは20%になっています。
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ある日の買い物の”紙レシート”。左の6が軽減税率、7が標準税率です。
この日は白ワインだけが、標準税率の20%でした。
価格表示は?
フランスでは、商品の価格表示にはすでに消費税が含まれているのが一般的で、店頭に表示されている価格がそのまま支払う金額となります。これは非常にシンプルで、買い物の際に「税込み価格」を意識せずに済むメリットがあります。
日本では「税抜き価格」と「税込み価格」が混在して表示されている場合が多く、支払い時に税が加算されることが少なくありません(今はほとんどところで”税込み価格”と聞いています)。
最後に
Mâconに住んでいる私にとって、買い物は日々の生活の中で欠かせないことです。
近くの小さなスーパーや地元の市場で食材を購入する際、これらの税率を意識することはあまりありませんが、レシートを見てみると意外と細かく消費税が設定されていることに気づきます。
フランスの消費税は商品やサービスによって異なる税率が適用されていて、初めてこちらで生活を始めた頃は少し戸惑いましたが、今では慣れてきました。また、税金がすでに価格に含まれているため、支払い時に金額が突然増えることがなく、安心して買い物ができるのも良い点だと感じています。
フランスでの買い物についてはこちらに書いています。
日本からフランスへ移住を考えている方や旅行を予定している方は、ぜひこの「TVA」の仕組みにも注目してみてください。
おまけ
こちらは自宅から最も近いガソリンスタンドのガソリン価格です(2024年10月中)。
もちろん、VAT(付加価値税、TVA)は、標準税率の**20%**。
ちなみに、フランスでは燃料価格の約60%が税金で、リッターあたり、おおよそ**€0.68/L**です。
フランスでは「無鉛ガソリン(Essence sans plomb)」が一般的で、日本の「レギュラー」に相当するガソリンは、SP95(Sans Plomb 95) になります。
SP95-E10 は、オクタン価95の無鉛ガソリンに最大10%のバイオエタノールを混ぜたもの。環境に優しいが、古い車や一部のエンジンでは使用不可の場合があり。
SP98(Sans Plomb 98)は、オクタン価98の無鉛ガソリン。高性能車向けで、SP95より高価。
日本円に換算すると
このガソリンスタントでは、レギュラーガソリンが、まさかの305円/L(1€≓170円)ぞっとします。
最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
自分自身も記事を書いていて勉強になりました。
À bientôt✋
📝マコマコ