日本とフランスの漫画文化の架け橋として

Mâcon

Bonjour!マコマコです。
フランスでの生活は、早くも1週間が経過しました。
少しずつ、こちらでの生活にも慣れてきたので、ルーティーンのランニングを始めていきます。
今日は、妻の勤務先まで、走ってきました。
片道およそ2km。ランニング再開のスタートにはちょうどいい距離です。


妻の勤務先は、みんなに親しまれるフランスの出版社

ここMâconで暮らすきっかけは、有り難いことに Bamboo Édition(通称 Bamboo社)で、妻がフルタイムのお仕事をいただけたことです。

妻が勤めるBamboo Editionは、Charnay-lès-Mâconに本社を構える出版社で、1997年に設立されました。Bande dessinée(バンド・デシネ(別の記事に飛びます))を専門に取り扱っていて、幅広いジャンルの作品を手掛けています。
Bamboo社の作品は、家族で楽しめる作品が多く、特に学校生活や日常を題材にしたシリーズが人気です。フランス国内だけでなく、海外でも評価されていて、親しみやすいストーリーと独特のアートスタイルで多くの読者に愛されています。


首都のParisから、主要都市Lyonへ続くA6という高速道路からは、Bamboo社の外観が良く見えます。

Bamboo社に到着。皆さん、温かく迎えてくださいました。

Bamboo社のロゴとにらめっこ。
このキャラクターは、出版社の名前「Bamboo(竹)」に関連していて、選ばれたそう。可愛らしいキャラクターは、Bamboo社が、ユーモアがあって家族向けのBande dessinéeを扱っていることを象徴するシンボルとして、親しまれています。


編集アシスタントとして、、、

妻は、2006年4月に開設したBamoo社の漫画レーベル Doki-Doki の編集アシスタントとして、働いています。
ちなみに、Doki-Dokiの名前は、日本語の擬音語「ドキドキ」が由来だそう。

『ドラゴンボール』、『NARUTO』、『ONE PIECE』、『鬼滅の刃』、『進撃の巨人』など、誰もが知っている超メジャー級の漫画は取り扱ってはいませんが、長年にわたり日本の漫画をフランス語で出版しています。

日本にいたときは、妻が日仏の翻訳者としてDoki-Dokiの漫画を翻訳していました。
代表作は、こちらの『ツレ猫 マルルとハチ』講談社から2022年4月に出版され、シリーズ化されています。

今は、翻訳の仕事はしていませんが、Doki-Dokiの編集アシスタントとして、
出版前の翻訳内容の確認や漫画のPRプロモーションを考えたり、フランスで人気が出そうな日本の漫画のリサーチ、日本の各出版社との連絡、特に日本の漫画をフランスで出版するために必要な協諾折衝や交渉と多岐にわたる仕事をしています。
マルチタスクであり、高い日本語能力が求められ、さらに時差の関係で、日本の夕方にフランスのビジネスアワーがスタートすることから、限られた時間で最大限の仕事をこなす妻の働きぶりをいつも尊敬しています。

日本を離れましたが、妻の仕事を通じて、知らなかった漫画の世界を知れることは有難い機会です。そして、こちらに来て、日本の漫画がフランスでとっても愛されていること分かり、嬉しく思っています。

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。

À bientôt✋

📝マコマコ