Bonne Année!フランスの大晦日とお正月

フランス生活

これは Charnay-lès-Mâcon の1月さいしょの日の出です。

 

Bonjour!マコマコです。
ついに始まりました2025年。さいしょの記事は、フランスの年末年始について書いていきたいと思います。

最近のMâconは、とにかく寒いです。木々が樹氷みたいになっています。


まずは言葉の整理から、

大晦日はフランス語で何と言う?その由来

大晦日はフランス語で「La Saint-Sylvestre(ラ・サン・シルヴェストル)」と呼ばれます。
この名称は4世紀のローマ教皇、聖シルヴェストル1世に由来しているそうです。フランスでは、この夜を友人や家族と一緒に過ごし、美味しい食事やお酒を楽しむことが一般的です。

我が家では、いただいた日本酒と寄せ鍋を有難くいただきました。

日本出国時にいただいたお土産の和風だし(ありがとうございます)を使って、年越し”うどん”をつくりました。我ながら良い出来!

「あけましておめでとう」は、フランス語で何と言う?

フランス語では「Bonne Année(ボナネ)」と言います。
Bonne Année には「新年を楽しく過ごしてほしい」という願いが込められているそうです。新年を迎える際に家族や友人同士で交わされる、この短くて温かい一言が、新たな1年の始まりをお祝いする言葉です。


Charnay-lès-Mâconの至るところには、それぞれ異なるBonne Année 2025!のポスターが。
粋な演出が素敵です。今後、2030年までに植樹をしていくそうです。

元日はフランス語で何と言う?その由来

元日はフランス語で「Le Jour de l’An(ル・ジュール・ドゥ・ラン)」と言います。「年の最初の日」を意味し、新年の始まりを祝う重要な日です。


残念ながら、Mâconの元旦は☁空の氷点下からのスタート。
初日の出とはならず、翌日にお預けです。

元日は、新年最初の日の一日全体を表す言葉。元旦は、新年最初の日の朝、特別な瞬間を表す言葉。


フランスと日本の違い


 クリスマスとは違う過ごし方

フランスの大晦日は、クリスマスとは異なり、友人や仲間と集まって「Réveillon(レヴェイヨン)」と呼ばれる夕食会を楽しむことが主流です。この夜には、フォアグラや牡蠣、シーフード、ローストした肉料理がテーブルに並びます。
スパークリングワインやシャンパンで乾杯し、新年の到来を祝います。



我が家のオーナーである  Le Calypso は、臨時の冷蔵庫まで導入し、クリスマス前からフル稼働です。

花火とシャンゼリゼ通りでの年越し

フランス各地では年越しの瞬間に花火が打ち上げられます。特に、パリのシャンゼリゼ通りは新年を迎える人々で賑わい、その壮大な花火と光の演出が有名です。カウントダウンの歓声とともに、新年への期待が高まります。

シャンゼリゼ通りまでは、さすがに行けなかったのでテレビの前で、カウントダウンの花火を鑑賞しました。すごい数と演出。


日本との休暇の違い

2025年、日本ではカレンダーの並びが良く「奇跡の9連休」と呼ばれる年末年始を迎えたそうですね。多数の日本人がフランスを訪れたというネットニュースを見ました。

フランスでは12月31日を通常通り働く人が多く、その後の年越しパーティーの準備を仕事帰りに行います。一方で1月1日は完全な祝日として、ゆっくり過ごす時間に充てられます。
1月2日には多くの人が仕事を再開するため、日本のような長期休暇はフランスでは一般的ではありません。


これも事業所によります。近くの肉屋さんは、12月22日~1月6日までお休みしています。

年末年始に食べるもの

日本ではおせちやお餅が年末年始の定番ですが、フランスでは「レヴェイヨン」でフォアグラや牡蠣、シーフードを楽しむほか、「ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)」というアーモンドクリーム入りのパイ菓子が1月初旬に楽しまれます(別の記事で書いています)。

有難いことに、毎週、金曜日のマルシェで新鮮なキノコが手に入るので、、、

我が家では、フランスで何とか手に入るもので、できるかぎりの和食をつくりました。



紅白なます、黒豆、サツマイモきんとん、昆布締めに似せた餃子、ヒラメとサーモンのスモーク、魚のテリーヌ、
手作り豆腐、茶碗蒸し も並びました


長寿を願う意味が込められる 大型の海老 Gambas(ガンバス)の塩焼き


お雑煮もどき。お餅がなくて残念。


昨年ワインブドウの収穫 Vendanges をさせていただいた Domaine Jean Manciat のCrémant で乾杯であります。

フランスの年末年始は、日本とは異なる文化や習慣が多いと感じました。
やっぱり日本のお正月、懐かしいです。休みの感覚も違いますが、楽しみながら、慣れていきたいと思います。

どうぞ 2025年も「Bonne Année(ボナネ)!」素晴らしい一年にしていきましょう!
そして、Bonne Annéeに加えて、もう一つ使われるのが、

「Meilleurs vœux(メイユール ヴー)!皆さんの幸せを祈ります」です。

本年も、よろしくお願いいたします。

À bientôt✋

📝マコマコ