Bonjour!マコマコです。
ブルゴーニュ南部 Mâconnais(マコネ)の ワイナリー での春夏シーズン。その作業が、ついに今週で一区切りとなりました👏
4月28日の「bourgeon(ブルジョン/芽かき)」から始まったこのシーズン、気がつけばブログに綴った記事も10本に。冬の剪定に始まり、つるみがき、春の芽かき、誘引、除草と、畑の中で点在していた作業が、いま振り返ると一本の線でつながっているように感じられます。

冬は午前8時の作業開始時は真っ暗だったのに、今は午前6時の日の出がとっても気持ちがいいです!
🌱 芽かきの続きと、pioche(ピオッシュ)での草取り
シーズンの終盤、引き続き行っていたのは芽かきとpioche(鍬)を使った草取りの作業です。
見落としの芽や不要な脇芽がないか、一本一本の樹を丁寧に観察しながら進みます。Piocheでの作業は少しずつ慣れてきて、株まわりの草をテンポよく刈り取っていくのが心地よくさえ感じられるように。

ほんの数か月前までは、どこを見ればいいのか戸惑っていた自分が、こんなにもスムーズに作業できるようになっているなんて。少しだけ自分を褒めてあげたくなります。

こちらは 古樹 Vieilles Vignes(ヴィエイユ・ヴィーニュ)の畑。樹齢がかなり高かったので、来年、植え直すそうです。
☔ 自然との勝負、そして今年の厳しさ

後から農場主に聞いた話によると、今年は4月・5月のブドウの生育は順調だったものの、6月上旬のブドウが結実する時期に雨が多く、Mildiou(ミルドュー) が大量発生。

結果、実がかなり少なくなってしまい、「昨年の半分収穫できればいい方だ」と話されていました。ここに来てようやく気温が上がってきたものの、自然の影響を強く受けるブドウ栽培の厳しさを改めて実感します。

気温も異常に高い日が続き、ここで、農場のBig Bossが見せてくれたのが 雹(grêle)対策のネット。この時期に降ることもある雹は、ブドウの実を一瞬でダメにしてしまうそう。
畑を守るための知恵と工夫に、頭が下がる思いです。
🍽️ 心ほどける、お疲れ様ランチパーティー

そんな春夏シーズンの締めくくりとして、労いのランチパーティーを開いていただきました!
マコマコは、地元のマルシェで購入した シイタケでちょっとした日本料理を提供。

和風だしで冷やした夏野菜、皆さん、気に入っていただけました。

テーブルにはアペリティフ、前菜、ソーセージとジャガイモ、味付けチキン、デザートまで、フルコース。料理に合わせて、Domaine自慢の白ワインだけでなく、お近くBeaujolais(ボジョレー)のMorgon(モルゴン)や Bordeaux(ボルドー)のSaint-Émilion(サン=テミリオン)も登場。ワイン好きにはたまらない組み合わせです。

そして、デザートと一緒に登場したのが…
🍷 シュワッと爽やか!Bugey Cerdon(ビュジェ・セルドン)
デザートのお供は、ほんのり甘くてシュワっと軽やかなロゼ泡、Bugey Cerdon(ビュジェ・セルドン)!Gamay (ガメイ) と Poulsard (プールサール)から造られた低アルコール(7.5%)の微発泡ワインで、まるで果実のスパークリングジュースみたいな可愛さ。食後にぴったりです!
🍇 この畑のワインだよ
最後にお礼として、Macon-Charnayというワインを1本ずついただきました。

「これは、あの畑とあの畑のブドウで仕込んだワインだよ」と農場主が言ってくださり、これまで作業してきた畑の名前が分かることで、より一層ワインの深みを感じられそうです。土や風を肌で感じながら関わってきた畑から生まれたワイン。その一本を、今、目の前にしているという喜びを感じ、楽しみに味わいたいと思います。

💤 ひとまず、おやすみの季節へ
このまま順調にいけば、vendanges(ヴァンダンジュ/収穫)は8月下旬。例年よりも2週間ほど早まりそうだとのことです。
それまで農場主たちはトラクターでの作業に追われるそうですが、お休みも少し取りたいなーなんて言っていました。

約1か月半のお休み期間、しっかりと心身をリフレッシュさせながら、フランスの夏を味わいたいと思います。
そしてまた、畑での新しい物語が始まるのを楽しみにしながら。
最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
また次回もお楽しみに♪
À bientôt✋
📝マコマコ