畑に復帰しました!6月の重要作業Écimage(エシマージュ)とは?

フランス生活

Bonjour!マコマコです。
待ちに待ったrécépissé(レセピセ)が発給され、職場復帰できることになりました~!😭

参照 前回の記事 これで一安心?récépissé 発給されました!

これでDomaineと新しい契約も結べますし、なによりブドウ畑に戻れるのが本当に嬉しいです!

2週間ぶりの畑では、ブドウの樹が驚くほど成長していてビックリ!
たった12日でここまで変わるの!?と自然の力に圧倒されながら、さっそく作業再開です。

ブドウの樹のトンネル!2㍍をゆうに超えています。
relevageの作業には大分慣れてきました!

 

✂️「Écimage」ってどんな作業?

今回行った作業は、前回の Relevage(ルルヴァージュ・誘引) に続いて、
新たにÉcimage(エシマージュ)が加わりました。

「Écimage(エシマージュ)」とは、ブドウの新梢(しんしょう)の先端を切り取る作業のこと。
この時期(6月中旬)は、新梢がぐんぐん伸びていくため、定期的な管理が欠かせません。

先端を切ることで、新梢の無駄な成長を止め、
葉や茎に行くはずだった養分をブドウの房に集中させるのが目的です。
結果的に、果実の成熟が促進され、品質向上にもつながるというわけですね!

気温もグングンとあがり、ブドウの成長が著しく Relevageした後はすぐにÉcimageを行います。

約1メートル感覚で植えられているブドウの樹と樹も分けて、Écimagesしやすいように樹を垂直にまとめます!なんだか、アーティストみたい。

夏の暑さが本格化する前に行う、今が重要なタイミングです。


🔍ちょっと専門的な話:似た作業との違いは?

ブドウ栽培では、似たような名前の作業がいくつかあります。

  • Ébourgeonnage(エブルジョナージュ):春先に不要な芽を取り除く「芽かき」
  • Épamprage(エパンプラージュ):余分な新梢や脇芽を取り除く作業

これらもÉcimageと同じ「新梢の管理」ですが、
Écimageは“先端の摘心”に特化していて、タイミングも夏場が中心。
どれも地味な作業だけど、果実の質を左右する大事な工程なんです。

こちらが、Épamprage(エパンプラージュ)する部分。
放っておくと栄養が分散されてしまうどころか、樹がどんどん大きくなってしまい作業もやりくくなってしまいます。


🌄早朝6時からの畑仕事、気持ちいい!

最近は、30度を超える暑さが続き、
作業時間も朝6時スタートに前倒しされています。

早朝の畑は涼しく、朝陽を浴びながらの作業はとても気持ちいい🌞
久しぶりの畑仕事、やっぱり土の上で体を動かすのは最高ですね。

Prisséの畑の様子
Vergissonの畑の様子

最近のお気に入りの写真・ブドウのツルのタトゥー?

しかし、良い天気つづきでも、一部の畑では Mildiou(ミルドゥー・べと病)がでてしまっています。
このままブドウの実に伝染しないと良いのですが・・・

 

作業は順調に進んでいて、7月中旬には一旦の目処が立ちそうとのことです。
その後はトラクターでの Plow 耕起作業を経て、いよいよ 収穫“Vendange(ヴァンダンジュ)”を迎える予定です!

今の白ブドウChardonnayたち、××日後の収穫を目指して


畑に戻れて、Écimageという重要な作業にも関われて、
気持ち新たにスタートを切ることができました🌿

これからの季節、暑さとの戦いでもありますが、
ひとつひとつの工程に心を込めて、美味しいワインが出来上がりますように!

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
また次回もお楽しみに♬

À bientôt✋

📝マコマコ