一般家庭でホームライブ?

Mâcon

Bonjour!マコマコです。
先週から始まったVendangesですが、スパークリングワインの一種 Crémant(クレモン)を仕込むには良かったものの、白ワインを仕込むには成熟度と糖度が足りないということで、この週末は作業が一旦 お休みになりました。


普通の家にシンガーソングライター参上

妻の勤め先の同僚に誘われて、参加したのは Erwan Pinard(エルワン・ピナール)さんのライブ・パフォーマンス。
会場は、300平米もある豪邸でした。医者、音楽家の家系で、入口には大きな門、庭、プール、高級車や高級バイクがお出迎え、大きなリビング、ホームシアターまで、富裕層の生活空間でした。


20時~会場オープン。知人が知人を招き、集まったのはざっと数えて50人くらい。


まずは、食事の前に行う軽い飲食Apéro(アペロ)です。


一人一品持ち込みで、ワインや各家庭の軽食が並びます。


21時、いよいよパフォーマンス開始です。
Erwan Pinardは、1975年生まれのフランス出身のシンガーソングライター。彼の音楽は、フランスの伝統的なシャンソンの要素を持ちながら、ロックやフォーク、実験的なサウンドを取り入れた独自のスタイルが特徴です。特に、風刺的で鋭い歌詞が彼の魅力の一つであり、ユーモアとともに人生の様々なテーマを扱った内容になっています。


Erwan のパフォーマンスはユーモアを通り越してやりたい放題。マイクを食べるパフォーマンスや、、、

外に勝手に出て、会場のお客さんを置き去りにするや窓からいきなりのパフォーマンス。

アンコールを含めた2時間のパフォーマンスは、詩的でありながら皮肉たっぷりで、放送禁止用語が満載でした。一方で、”一部”の曲は、時に日常生活の皮肉を込めつつも、愛について深く考えさせられる内容で、聴く人に強い印象を与えます。

Erwanのパフォーマンスに魅了される参加者。


22時20分、80分のパフォーマンスを終えて袖へ。会場が、一般家庭の家なので丸見えです(笑)


アンコールの後は、長髪のウイッグをつけて登場。ここから40分のパフォーマンスでした。

後で分かったことですが、Erwanの本業は音楽を学校で教えている先生とのこと。シンガーソングライターは、サイドビジネスだそうです。
話をしてみると、破天荒なパフォーマンスとは裏腹に、とても落ち着いたジェントルマンで驚きました。

Erwan Pinardさんの曲はこちらのYouTubeチャンネルから聞くことができます。

「Erwan Pinardが、ウチでパフォーマンスするから一緒にどぉ?」と発起人が声かけし、知人が知人を呼び、集まっていく。
Erwan Pinardを招待するだけでも、それなりにお金がかかったと思います。
ライブ終了後、Erwanさんへは、お客さんがチップを渡していましたが。

この日、解散したのは深夜近く、とにかく、楽しいことは、時間を気にせず、みんなで楽しみましょー、という感じです。

Vendanges作業の合間にフランスのエンタテインメントに触れる機会となりました。
9月も中旬、次回の記事も楽しみにお待ちください。

À bientôt✋

📝マコマコ