フランスの歴史を丸ごと1日で!?Formation Civiqueの2日目はまるで世界史の授業

渡仏準備

午前の怒涛のフランス史&共和制のおさらいが終わり、ようやくお昼タイム。
今回も休憩は予定よりも30分短い1時間!いつも通り「その分早く終わるからね〜」とのこと。
フランスあるあるです😂
ランチタイムでは、知り合いもでき和やかな雰囲気に。しっかりとエネルギーチャージをして、午後の研修開始です💪

ここまでの感想、授業はすごく分かりやすい。
高校の世界史で“なんとなく覚えたフランスの歴史”が、ここで一気に線でつながっていく感じ。
先生はフランス語、通訳さんは英語、私は日本語脳で聞いてますが…全部すっと入ってくるから不思議です。

午後は、世界史の授業とは変わり、公民の授業のよう🖋

 午後:Système institutionnel et politique(政治制度と共和国の仕組み)

スライドには、三権分立の図、政治・法律・選挙・EU・行政 … フランスの“仕組みそのもの”を理解させるため、先生も本気モードです!


🖋 解放から共和国へ —近代フランスの始まり—

フランスの政治を語る上で、やはり歴史とは切っても切り離せません。

✅ 1944年 La Libération de Parisパリ解放)
ドイツ占領下からフランスが解放され、自由を取り戻した象徴とされています。

✅ 1946年 IVe République第四共和政スタート)
戦後復興・社会制度の整備が進み、
1944年 女性の参政権が初めて認められ、Sécurité sociale(社会保障制度)スタート。
「福祉国家フランス」の土台がこの時に作られました。

第二次世界大戦で荒廃したフランスの復興のため大量の労働力が必要となり、特にイタリア・ピエモンテ地方 などから多くの移民を受け入れ、1950–60年代 経済発展と豊かさから 仕事と安全を求めて、アフリカ・中東・欧州各国から移民が増加し、フランスは immigration(移民)の国となりました。
1974年 オイルショックを契機に移民政策に変化が起こり、1980年代以降 フランスは移民に関する法律が より厳格化していきます。

この頃のフランスがいかに「変わる過程」にあったのかを、社会の背景とともに学びました。

🏛 そして今につながる「第五共和政」へ

フランス革命から続いた政治の試行錯誤は、1958年に大きな転換点を迎えます。
政治の混乱、とりわけ アルジェリア戦争を背景に、国をまとめる強いリーダーとして Charles de Gaulle(シャルル・ド・ゴール)が帰ってきました。

彼のもとで新しい Constitution(憲法)が制定され、ここから現在も続く Ve République(第五共和政)がスタートします。

📖そしてこの新しいフランスの土台となる精神も憲法のなかで明言されました👇

Liberté(自由)・Égalité(平等)・Fraternité(博愛)

…そう!これ前回も叩き込まれましたね😂
フランス社会の合言葉です。

歴史がしっかり今の制度につながったところで、私たちはついにフランス国家の心臓部へ突入しました。ここから話は「今のフランスを動かしている仕組み」へ

⚖️ Les institutions de la République française

フランス共和国の主な機関

機関フランス語説明
大統領Président de la République国家元首。外交・防衛・首相任命などを担当
政府GouvernementPremier ministre(首相)と各大臣による行政
議会Parlement二院制:国民議会(Assemblée nationale)とSénat(元老院)
司法Pouvoir judiciaire裁判所や司法機関(憲法院も含む)

ここで先生の言葉が👇
「個人でもなく、王でもなく、”法律”と”制度”が国を支える。それがフランス」

歴史の延長線に今の国家がある…
午前中に学んだ革命ラッシュが、ここで一気につながります。
そして、いよいよ午後の研修の本題 三権分立へと入っていきます💡


⚖️ 三権分立とフランスの政治制度 ― Le système institutionnel et politique

午後の授業の中心は「フランスの政治の仕組み」。2つのキーワードがあります。

・L’État de droit(法治国家)

・La séparation des pouvoirs(三権分立)

そして始まったのは、まるでクイズのような問いかけから。
「フランスには“3つの力”があります。何でしょう?」ひとつずつ紐解かれていきました✍️

⚖️ 三権分立(La séparation des pouvoirs)

 1️⃣立法権 — Le pouvoir législatif [法律をつくる力]

国民から選ばれた議員で構成される2つの議会が、この役割を担っています。

  • Assemblée nationale(国民議会):577人の députés(代議士)
  • Sénat元老院):348人の sénateurs(上院議員)

彼らの仕事は主にこの3つ👇

  1. 法律を 提案 → 討論 → 可決 する
    Proposer, débattre et voter la loi
  2. 政府の動きをチェックする
    Contrôler l’action du gouvernement
  3. 政策がうまく機能しているか評価する
    Évaluer les politiques publiques

つまり、法律づくりだけでなく 政府を見張るのも大事なミッション なんです!


2️⃣ 行政権 — Le pouvoir exécutif [国を動かす力]

ここで登場するのが、Président de la République共和国大統領)

  • 任期は 5年(最大2期)
  • 大統領が 首相を任命 し、政府を動かすリーダーでもあります。

📍 主な役割

  • Appliquer les lois(法律を執行)
  • Diriger l’administration(行政全体をまとめる)
  • Conduire la politique intérieure et étrangère(国内外の政策を進める)

ちなみに大統領府は パリのエリゼ宮(Palais de l’Élysée)にあり、
授業中に先生が…「マクロン大統領はここで何をしているでしょう?」と質問
生徒の一人が、「Petit-déjeuner(朝ごはん) 🥐✨」と回答。またも会場、大爆笑🤣
教室がちょっぴり和みました。

3️⃣司法権 — L’autorité judiciaire [正義を守る力]

社会のルールが正しく守られているかを判断するのが 司法

  • 裁判官は magistrats と呼ばれ、政府や国会から独立
  • どんな人でも 法のもとでは平等 という原則が守られます

ここで先生が紹介した言葉が👇

A chaque conflit, sa justice すべての争いに、それぞれの正義を

「どんな問題にも、必ずそれに見合った裁きがある」
フランスの司法の目指す姿がこの一言に詰まっています。

三権分立は、難しいイメージがありましたが、
「誰が何をするために存在しているのか」を知るだけで一気にクリアに👀✨

法律が作られ、実行され、そして守られる――

このバランスが取れてこそ、国はきちんと回っていくんですね。
午後の授業、まだまだ続きます♪


🗳️フランスの政党・法律・行政のしくみ

三権分立を学んだ後は、さらに実践的な内容へ💡
「では、実際フランスってどんな政党があって、どうやって法律ができて、誰が国を動かしてるの?」
そんな疑問をまるっと解き明かしていきます✍️

🏛️ まずはココから!フランスは“多党制”の国

Le principe de pluralité des partis(政党の多様性)
フランスには たくさんの政党(partis politiques)があり、特定の政党だけがずっと政治を握るのではなく、複数の政党が競い合って議席を獲得します🗳️

授業では細かく全部は出ませんでしたが、代表的な政党を簡単に👇

立ち位置主な政党特徴
中道Renaissance(ルネサンス)マクロン大統領の政党/EU重視・経済改革推進
右派Les Républicains(共和党)伝統的保守・治安や秩序重視
極右Rassemblement National(国民連合)移民政策に強い姿勢
左派Parti Socialiste(社会党)社会保障や労働者の権利を重視
急進左派La France Insoumise(不屈のフランス)反緊縮・格差是正を強く主張
環境政党Les Écologistes(緑の党)地球環境対策を最優先

多様な意見を政治に反映させるために、政党はひとつじゃない!
これが pluralité(多様性) というフランス政治の大きな特徴です✨

📜 フランスの法律ってどうやってできるの? Vote d’une loi(法案成立のプロセス)

法律ができるまでには3つのステップがあります👇

1️⃣L’initiative de la loi : qui peut écrire un texte de loi ? 法律のアイデアは誰が出すの?

  • 政府(首相や大臣) → projet de loi(政府提出法案)
  • 国会議員 → proposition de loi議員提出法案

つまり … 政治家だけでなく政府も法律のアイデアを出せる!

2️⃣ L’examen de la loi : comment est étudié le texte ? 法案はどうやって審議されるの?

  • まず Assemblée nationale(国民議会)で議論
  • 次に Sénat(元老院)でもチェック
  • 両方がOKを出すまで修正・討論を繰り返す!

例えるなら … 2つの編集チームで原稿チェックしてOKが出るまで終わらない企画会議✍️📚

フランスの“議論文化”は国のシステムそのもの。
デモも議論も衝突も、「国を壊す行為」じゃなくて「国を動かすエネルギー」
これがまさにフランス式民主主義 (*゚Д゚)

3️⃣ La promulgation : comment la loi est-elle appliquée ? 法律はどうやってスタートするの?

  • 最後に 大統領が署名 ✍️
  • Journal officiel(公的文書)に掲載
  • そして…国民へ適用スタート!

法律=つくられたら即スタートじゃなくて、最後は大統領の GOサイン が必要なんです👀


🏛️ Organisation de la République française フランスの行政ってどうなってるの?

フランスは décentralisée(分権型)の国!
つまり、パリだけが全部決めているわけじゃないんです😳

国レベル(national)の政治家たち

  • Président de la République:大統領
  • Premier ministre:首相
  • Députés:国民議会の議員(下院)
  • Sénateurs:上院議員

国の代表として地方で働く存在

県(département)ごとに Préfet(知事) がいて、

  • 国の政策を地方で実行
  • 治安維持
  • 行政の監督

を担当しています💼
いわば「国の出張所のボス」みたいな存在!

でも地方にも政治家がいます!

地方は地方でリーダーがいます👇

  • Maire(市長) → 町のリーダー
  • Conseil municipal(市議会)
  • Conseil régional(地域圏議会)
  • Conseil départemental(県議会)

つまり … 国は“大きな方向性”を決め、地方は“地域ごとの運営”を決める です。
この役割分担が 分権(décentralisation) なんです!

次にフランスの選挙の仕組みです。

選挙の仕組み

  • 大統領選挙は5年ごと、2回投票制(scrutin majoritaire à deux tours)
  • 国民議会議員は577名。比例ではなく小選挙区制
  • 日本もそうですが、投票率が下がっていることが近年の課題だそうです

👂 先生「民主主義は、投票する人がいなければ機能しない」
  なるほど…と思わずメモを取りました。

🗳️ 投票できるのは?

  • 18歳以上のフランス国民
  • またはEU加盟国の市民(地方選・欧州議会選のみ)
  • 投票権は1人1票、任期は職種によって5~6年

🗂 選挙のカテゴリーはおよそ7種類で、
Élection présidentielle(大統領選)、Élections législatives(国民議会選)、Élections sénatoriales(上院選)、Élections régionales(地域圏の地方選)、Élections départementales(県議会選)、Élections européennes(欧州議会選)、そして Élections municipales(市町村議会選)が行われます。

ちなみに Maire(市長)は市議会議員の投票によって選ばれる 間接選挙(Élection indirecte)なんです!


🗺️ フランスの行政区分 ― L’organisation de la République française

「フランスの行政は“ピラミッド構造”です」と先生。
大きな地図を見ながら説明が続きます。

France(国) → Région(地域圏) → Département(県) → Commune(市町村)

  • 18の地域圏(13本土+5海外県)
  • 101の県(départements)
    そのうち海外が5(マルティニーク、グアドループ、マヨットなど)
  • 34,875の市町村

例)私の住む Charnay-lès-Mâcon は、
Bourgogne–Franche–Comté(地域圏)→ Saône-et-Loire(県)→ Charnay-lès-Mâcon(市)
といった具合です。
ちなみに、2019年にブルゴーニュはフランシュ=コンテと合併して「Bourgogne–Franche–Comté」となり、大きくなりました!

そしてフランスは 中央集権と思いきや… 団結しつつ分散した“分権型の国”
学校、交通、予算なども自治体ごとに担当が分かれています。

「教育はフランスの心」と先生。
国家が方向を定めつつも、地方自治体(地域・県・市)がそれぞれ責任を分担する、
これが La décentralisation(地方分権)の代表的な仕組みです。


ヨーロッパの構築 ― La construction européenne

休憩をはさんで、いよいよ研修は最後のテーマへ。
EU 欧州連合 /(仏語)Union européenne /(英語)European Union の成り立ちと、フランスが果たしてきた役割について学びました。

今日まさにフランス史で学んできた通り、ヨーロッパは20世紀、2度の世界大戦で深刻な被害を受けました。

「もう二度とヨーロッパ同士で争わないために…」

そんな強い想いから、国と国が手を取り合って協力する仕組みを作ろう!と動き出したのが *EU(欧州連合)誕生 のスタート です。

*Union Européenne(仏語)、European Union(英語)

🧱 最初の一歩は “石炭と鉄鋼の共有” から

✨1951年 CECA(ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体 設立
→ フランス、ドイツ、イタリア、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクの 6か国 でスタートし、戦争に使われる資源(石炭・鉄鋼)を共同管理し、「戦争を物理的にできなくする」仕組みを作りました。

✨1957年 CEE(ヨーロッパ経済共同体)設立
→ 経済協力へと歩みを広げる

✨1992年 EU(欧州連合)発足
→ ただの経済協力から、政治や市民生活まで協力する “連合体” へ

✨2002年 ユーロ)が実際に流通開始
→ 国をまたいで同じお金が使えるって … 革新的!

✨1995年 ※シェンゲン協定(国境検査なしで行き来OK)
→ パスポートチェックなしで国を渡れるって、ヨーロッパすごい…!

⭐ EU 統合の歴史 ― Les étapes clés de la construction européenne

出来事
1951年CECA(Communauté européenne du charbon et de l’acier)=欧州石炭鉄鋼共同体設立
1957年CEE(Communauté économique européenne)=欧州経済共同体設立(ローマ条約)
1973年英国・アイルランド・デンマーク加盟(9か国に)
1979年Parlement européen(欧州議会)初の直接選挙
1992年マーストリヒト条約=EU(Union européenne)誕生
1995年※シェンゲン協定発効=国境検問撤廃へ
2002年ユーロ紙幣・硬貨流通開始
2007年リスボン条約=EUの政治的枠組みを再定義
2020年イギリス脱退(Brexit)

「EUは平和のためのプロジェクト」と先生。
戦争の悲劇を繰り返さないために、経済・政治・教育を共有してきた歩みが紹介されました。


※シェンゲン条約って何?

先生が「1995年には“シェンゲン協定(Accord de Schengen)”が施行されました」と話してくれました。
この名前、地図好きならピンとくるかも?実はルクセンブルクの小さな村「シェンゲン(Schengen)」で結ばれた協定なんです。

内容をざっくり言うと――
ヨーロッパの国々のあいだで 国境検問をなくし、人やモノの移動を自由にした取り決め
つまり、一度シェンゲン圏(Espace Schengen)に入れば、パスポートなしで他の加盟国を行き来できるという仕組みです✈️

たとえば、フランスからドイツやスペインへ車で旅行しても、
国境でパスポートチェックがないのはこのシェンゲン条約のおかげ。
“ヨーロッパがひとつにつながる”という理念を、
旅行者として実感できる制度なんです🌍

逆にスイスに入る場合は、パスポートチェック入ります!


🪢 EUの目的をひと言でいうなら?

「平和」「協力」「自由な移動」「経済や価値観の共有」つまり…

✔ もう戦争をしない
✔ 国境を越えて人・モノ・お金が自由に行き来
✔ 違いを尊重しながら一緒に進む

そんなヨーロッパを目指しているのです🌍

🎌 EUの4つの象徴 ― Les 4 symboles européens

フランス語日本語ひとこと解説
🚩Le drapeau européenEUの旗青地に12の星=「調和・統一・完全性」を象徴
🎶 L’hymne européenEUの歌ベートーヴェン「歓喜の歌(Ode à la Joie)」
🕊️ La devise européenneEUのモットーUnie dans la diversité =「多様性の中の統一」
📅 La journée de l’Europeヨーロッパの日5月9日

ちなみに…
フランスのモットーも、またもやここで再確認しました!

Liberté・Égalité・Fraternité(自由・平等・友愛)
どちらも「人々が尊重し合い協力する」という根っこが同じですね🌿


💶 フランスでのEU選挙 ― Les élections européennes

フランス国内でEU議会選挙に投票できるのは…

✅ 18歳以上のフランス国民
✅ フランスに住んでいるEU加盟国の市民

選ばれた議員は 欧州議会(Parlement européen) で活動します。

「つまりEUの“国会”みたいなものですね!」
と先生も例えてくれて、スッとイメージが理解できました💡

まとめると、EUって、ただの国の集まりじゃない

EUは…

❌ 国をひとつにまとめる存在ではない
⭕ それぞれの国が“違いを持ったまま協力”するための存在

だからこそスローガンが
Unie dans la diversité(多様性の中の統一) なのです🌍🤝


🌍 今日の授業のおわりに

授業の終わりに、先生がみんなに質問
「Et vous, vous êtes déjà allés où en Europe ?(みんなはヨーロッパのどこへ行ったことがありますか?)」

一人ずつ答える中、最後に誰かが先生に逆質問「先生は?」
すると笑顔で、「私はアルメニア出身なの。車でヨーロッパ中を旅したわ」と。
EUが「多様性の中の統一(Unie dans la diversité)」であることを、まさに体現しているようでした。

ここで、今日の研修参加証明が配られました。ふーーー、やりきったゾ


🚶‍♀️ 帰り道の小さなご褒美

今日は事前に15時30分までに帰らなくてはならない人がいるようで、何と15時30分前に終わりました。Mâcon へ戻る電車は16時24分🚆、少し時間があったので、Chalon-sur-Saône を少しだけ観光しました。

朝の霧は晴れて、すっかり秋晴れに。

Église Saint-Pierre de Chalon-sur-Saône 教会から街の中心を向けて、駅へ戻り、良い散歩ができました。この頃には朝とは違い、すっかり晴れ間がでていて気持ち良かったです。

実は、マコマコ、来週から日本へ一時帰国します。

Formation Civique の3日目、4日目は一緒に参加できないことを伝えて、英語チームとお別れしました。また会えたらいいね、Reunion しようと誓い、お別れです。

Formation Civique の2日目もボリューム満点でしたが、初日とは違い、雰囲気も分かり、しかも今回はフランスの歴史で何となく高校時代の世界史で触れていたので、興味のある内容はすっと頭に入ってきました。
そして、考えてみれば、移民のために、ここまでフランスの歴史や社会を紹介してくれるカリキュラムがあること、先生や通訳さんに感謝です。
しっかりと復習していきたいと思います。

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
また次回もお楽しみに♬

À bientôt✋

📝マコマコ