Bonjour!マコマコです。
春の訪れとともに、フランスではイースター=Pâques(パック)の季節がやってきました🌸
本日、4月21日(月)フランスは “Lundi de Pâques(イースター・マンデー)” 祝日です。
ここブルゴーニュ南のMâconでも、花が咲き乱れ、お店のショーウィンドウには色とりどりのチョコレートが並び、春の陽気とにぎやかさが感じられる毎日です。
今回は、フランスのイースター Pâquesの紹介と、素敵な春の光景をお届けします♪
「イースター」ってどんな日?
キリスト教の信仰では、イエス・キリストが十字架にかけられたあと、3日目の日曜日に復活したとされています。この出来事を記念して祝うのが「復活祭=イースター」です。
日付は毎年変わるのが特徴で、「春分の後、最初の満月の次の日曜日」と決められています。
そのため、年によって3月下旬から4月下旬まで動きます。2025年は、4月20日(日)がイースターです。
その翌日の月曜日、Lundi de Pâques(イースター・マンデー)は、フランスでは祝日。多くの人がこの日を家族と過ごし、春の穏やかな時間を楽しみます。
※去年2024年のイースター(Pâques)は3月31日(日)。来年2026年のイースター(Pâques):4月5日(日)です。
「イースター」ってフランス語で何て言うの?
フランスでは「イースター」は Pâques(パック) と呼ばれます。
友人やご近所さんと会ったときには、ぜひこんな風に挨拶してみてください
「Joyeuses Pâques !(ジョワイユーズ・パック)」=ハッピー・イースター!
この「Pâques(パック)」という言葉、実は語源が深く、ヘブライ語の「過ぎ越し(Pessa’h)」に由来しているとされています。もともとはユダヤ教の祝日でしたが、キリスト教ではイエス・キリストの復活を祝う日として受け継がれています。
フランス人はどう過ごす?Pâquesの風景
Pâquesの過ごし方は地域や家庭によってさまざまですが、共通しているのは家族と過ごすことです。
そして、子どもたちにとっての楽しみは…?

🐣「卵探し」=chasse aux œufs(シャス・オ・ズフ)
庭や公園に隠されたチョコレートの卵を探す、春の伝統的なゲーム!
卵やウサギ(lapin)、ベル(cloche)の形をしたチョコレートが人気で、お菓子屋さんやスーパーには所狭しと並びます。
ちなみに、我が家の近くのお店では、なんと てんとう虫のチョコレート(coccinelle)を見かけました🐞✨春らしくてとっても可愛い!

🍖人気の料理は「子羊料理(agneau)」
Pâquesの定番料理といえば子羊のロースト(gigot d’agneau)。
これはキリスト教における“犠牲の象徴”としての意味合いもあるそうですが、今では「春のごちそう」として親しまれています。
近所のお肉屋さんをのぞいてみたところ…すごい行列!
みんなそれぞれの家で特別な料理を楽しむ準備をしているようでした。
教会では、イースターのミサです。

Mâconのランドマーク Saint-Pierre教会


いつも賑やかなMâconの中心街も、この日は休みの店が多く、人がほとんどいません。
家族で過ごしているのでしょうね。

藤の花が満開!Mâconから故郷・藤沢を思う
この季節、街では *藤の花(glycine)*が見事に咲いています。
石造りの壁に絡みつくように咲く、あの紫色の花房たち。春の光を透かして、風にゆらゆら揺れる姿はとてもキレイです。

実はマコマコの出身地・神奈川県藤沢市 の「藤」は、まさにこの藤の花からきているそうです。
藤沢市の市の花でもあり、昔から地域に親しまれている花だそうです。
そんな藤の花、日本でもフランスでも、春の象徴のように咲いていると思うと、遠く離れた地でもどこか繋がっているような、不思議な気持ちになります😊
💐藤の花ってどんな花?
藤は日本でも古くから愛されてきたつる性の植物で、春に房状の花をたくさん咲かせます。
日本では万葉集にも登場し、平安時代には貴族文化の象徴ともされていました。
ヨーロッパにおける藤(glycine)は主に中国原産の園芸種で、19世紀にフランスにも伝わり、今では公園や民家の庭先で見かける春の定番の花になりました。
🌸藤の花言葉は、
日本語の花言葉
→「優しさ」「歓迎」「決して離れない」「恋に酔う」など
→花の姿がしなやかに揺れることから、“やさしさ”や“深い愛”が象徴される
フランス語での花言葉(glycine)
→「tendresse(やさしさ)」「amour durable(長く続く愛)」など
なんとMâcon内には、 RUE DES GLYCINES(藤の花の道)が

藤のフジロードがここでも見られるとは、有り難いです。
4月も既に下旬、フランスのイースター Pâquesと春の訪れが重なるフランスの春。
自然も人々も、ほんのり幸せな空気に包まれています。
最後まで、記事をお読みいただきありがとうございました。
また、次回をお楽しみに♬
À bientôt✋
📝マコマコ