7月の家族大集合!Parthenay 帰省と森の中のジャズコンサート

フランス生活

Bonjour!マコマコです。
やってきました7月のヴァカンスシーズン、今年もまた妻の実家がある Parthenay(パルトネー)へ行ってきました。

コロナが落ち着いた後、冬のクリスマスだけでなく、夏にも家族が集まるのが恒例に。今年も、7月14日の La Fête Nationale(フランス革命記念日)の連休に合わせて、大集合パーティーが開催されました。

昨年の様子はこちらの記事でも紹介しています → 夏のParthenayパーティー2024



MâconからParthenayへ、西へ約460kmの旅

昨年は、1日はやくParthenay に到着し準備などをしたのですが、今年は当日の朝に出発。いつもお世話になっているスーパーでレンタカーを借り、Mâconから西へ約460km、休憩も入れて車でおよそ6~7時間の道のりです。

この3連休はヴァカンス開始とあって渋滞の心配もあり、借りている家のオーナーから「混むよ~」と脅されていましたが、東から西への横断だったため道は比較的スムーズ。

午前10時過ぎに出発、途中、3時間ほど走ったAire de Nouhantと、さらに1時間半ほど走った La Vienne というサービスエリアで休憩し、夕方17時には無事に到着できました。

フランス西端の海まで約150kmのPathenayは、夏でも比較的涼しいです。

ちなみに妻は夏に2週間の休暇を取ると、さらに有給休暇が2日プラスされる制度があり…、今日から17連休。うらやましい限りです。いや、お仕事いつもお疲れ様です!


到着早々、乾杯と唐揚げ

17時に妻の実家へ到着すると、会場は素敵にセッティングされていて、家族がぞくぞくと大集合。まずは「お疲れ様!」のビールで乾杯し、夕食は19時30分~開始予定なので、荷解きへ。

今回の為に、ずっと前から考えていた唐揚げを用意しました。鶏もも肉が手に入らなかったので、鶏むね肉にショウガをきかせたタレに前日から漬け込み、その場で揚げました。

これが大好評で、皆さん喜んでくれて一安心。


庭に開店!スペシャル・スムージー・ショップ

昨年との大きな違いは、庭に“スペシャル・スムージー・ショップ”がオープンしていたことです。

妻の叔父とそのパートナーが作る3種類のスムージー(ピンク・ジンジャー・フレッシュ)は、どれも爽やかで暑い夏の*Apéro(アペロ)にぴったりです。
* Apéritif(アペリティフ)の略で、食前酒や輕いおつまみを楽しむ時間のこと。

グラス片手に庭で談笑する姿が、まさにフランス夏のパーティーの風景です。


Domaine Manciat のワインと美食の饗宴

そして、もう一つの違いは、現在私が働いているワイナリー Domaine Manciat のワインを持参し、料理に合わせてサーブしました。昨年も私たちが住んでいる Mâconのワインを持参したのですが、今回は「働いているワイナリーのワインです!」と言えるところが、いいっ!

これだけ勤務先のワインが並ぶと鼻が高いです!

・Mâcon-Charnay “Franclieu” × 生ガキ
・Mâcon-Charnay “Vieilles Vignes” × 魚料理・鶏肉料理
・Pouilly-Fuissé × 生ハムメロン


フランス西部のNoirmoutier-en-l’Île(ノワール ムーティエ 島)から到着した親戚は、この日の為に生ガキをなんと100個もお届け!出番だ、出番だ~。牡蠣の殻あけだー!

さらに、パパさん特性Parthenay名産のブランド牛 Parthenaise(パルトネーゼ)の炭火焼、夏野菜のグリル、マグロのマリネ焼、とぐろソーセージ、デザートまで、まるで“美味しいもの選手権”。グラスもフォーク&ナイフも、そして会話も止まりません。


フランス流、夜はこれから

陽が沈んだ22時過ぎにパパさんがBBQをはじめ、日付が変わった後には恒例のミントティー&ウイスキータイム。

そして、その後は、もう分かってますよ!ゲーム大会がスタート!
はじめは戸惑ったこの「夜更けからが本番」というフランス流パーティー文化にも、すっかり慣れてきました。
一番おそかったチームは、午前5時に眠りについたそう。


森の中のジャズ「Le Jazz Bat la Campagne」

翌日の夜は、Parthenayの夏を彩る音楽イベント、Le Jazz Bat la Campagne(ル・ジャズ・バ・ラ・カンパーニュ)へ。

このイベントは毎年7月中旬に開催され、2025年は7月11日(金)〜13日(日)の3日間、毎晩19時から町の中心「Place de la Nation」や川沿いでコンサートが行われました。

詳しいプログラムはこちら → 公式サイト(7月13日プログラム)

私たちは最終日の13日(日)の夜のコンサートを見に行きました(無料だよ)。
少し到着が遅れましたが、会場を散策しつつ雰囲気を味わい、


ビールのコップがJAZZと入っていて素敵でしょう!

21時からは Samy Thiébault Quintet(サミー・ティエボー・クインテット)の演奏を堪能。

木を生かしたステージはまるで森の中に溶け込むようで、日没とともに空が群青色に染まり、ライトアップとジャズの音色が一体となる瞬間は素晴らしく、夏の夜にふさわしい、特別なひとときでした。

Samy Thiébaultは、フランスを代表するジャズサックス奏者のひとり。
力強くも繊細な演奏が魅力で、YouTubeチャンネル(こちら)では最新のライブ映像も楽しめます。


7月14日、フランス革命記念日

翌日はフランスの夏を象徴する祝日、La Fête Nationale(フランス革命記念日)
1789年のバスティーユ牢獄襲撃をきっかけに始まったフランス革命を記念し、全国各地でパレードや花火が行われます。朝からテレビではパリ・凱旋門前の軍事パレードが中継されていました。


滞在はまだ続く … Parthenayにはあと1週間ほど滞在予定です。
また別の記事で、ここでの出来事をお届けしていきたいと思います。

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
また次回もお楽しみに♬

À bientôt✋

マコマコ