フランス第2の都市リヨンへ!駆け足での日帰り記

フランス生活

Bonjour!マコマコです。

フランスでの生活が始まり、様々な手続きを進める中で、日本の運転免許証をフランスの免許証に切り替えるための公的書類を取得する必要がありました。これは、フランスに到着した日から1年以内に必ず行う必要があるものです。

本来であれば、現在住の Charnay-lès-Mâcon は、ソーヌ・エ・ロワール県に該当するため、パリの日本国大使館に行く必要があるのですが、在リヨン日本領事事務所 に相談しリヨンで手続きが行えることになりました。パリまでは、までは約400km、往復で7時間以上かかるため、時間的にも経済的にも、本当に有り難いです。

Lyon Part-Dieua(リヨン・パールデュー駅)は、フランスの主要鉄道駅の一つで、国内外の交通の要所。リヨン市内の移動だけでなく、フランス国内外への旅行の拠点にもなっています。

今回は、Lyonはフランス第2の都市であり、美食の街としても有名です。今回は日本領事事務所で手続きを済ませた後、Lyonの歴史地区や名所を駆け足で巡り、グルメも楽しんできました。

まずは、日本領事事務所へ

Lyonの日本領事事務所は市内中心部に位置していて、各種、公的手続きや書類を発行してもらえます。事前に申請書類一式は郵送していたので、書類のみを受け取りに行ってきました(交通費も往復で€32.80なので節約できて有り難い)。今後の免許証切替えの流れについても教えていただき、無事に目的を達成しました。

在リヨン領事事務所が入る建物には、SNCF(Société Nationale des Chemins de fer Français)はフランス国鉄の事務所も入っています。

事務所への入口。初めて行く場所はいつも緊張します。出るとき、SORTIEのボタンがなかなか見つからず大変でした。

Lyonの概要と歴史

Lyonはフランス中東部に位置し、ローヌ川とソーヌ川が交わる場所にあります。紀元前1世紀にローマ人によって建設され、古代ガリア地方の中心都市として発展しました。その後、中世・ルネサンス時代には商業と金融の拠点として栄え、19世紀には絹織物産業の中心地として重要な役割を果たしていたそうです。

現在は、美食の街として世界的に知られ、歴史地区はユネスコの世界遺産にも登録されています。

Lyon旧市街(世界遺産)

Lyon旧市街(Vieux Lyon)は、ルネサンス時代の街並みが残る美しいエリアです。細い石畳の路地やカラフルな建物が並び、まるで中世にタイムスリップしたかのような雰囲気が漂っています。

特に「トラブール(Traboules)」と呼ばれる隠れた通路が特徴的で、建物の間を抜けるように作られた独特の通路は、Lyonの歴史を象徴するものの一つです。

フルヴィエールのノートルダム大聖堂

フルヴィエールの丘の上にそびえるノートルダム大聖堂(Basilique Notre-Dame de Fourvière)は、Lyonのシンボル的存在です。19世紀に建てられたこの大聖堂は、金色のモザイクやステンドグラスが美しく、内部の装飾も見応えがあります。

丘の上からはLyonの街並みを一望できる絶景が広がり、多くの観光客が訪れる人気スポットです。

古代ローマ劇場

今回、時間がなく中まで入れませんでしたが、フルヴィエールの丘には、紀元前15年頃に建設された古代ローマ劇場(Théâtre Gallo-Romain)も残っています。かつては数千人を収容できる大規模な劇場で、現在も夏には演劇やコンサートが開催されるなど、文化的な活動の場として活用されています。

歴史の重みを感じながら、かつてのローマ人の生活を想像することができる貴重な遺跡です。

ド・リヨン植物園(Jardin Botanique de Lyon)

Lyon市内には「ド・リヨン植物園」があり、豊かな自然が広がっています。19世紀に作られたこの植物園は、数千種類の植物を擁し、Lyon市民の憩いの場となっています。

市内の喧騒を離れ、のんびりと自然を楽しむのに最適なスポットでした。こちらは日本領事館事務所の近くになります。

だまし絵(Fresque des Lyonnais)

これは絶対に見たいと思っていました!
Lyonは「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」の文化が発展した街でもあります。その中でも有名なのが「Fresque des Lyonnais」という巨大な壁画で、リヨンにゆかりのある歴史的人物や著名人がリアルに描かれています。

実際に訪れてみると、その精巧な描写に驚かされ、まるで本当に人々が窓辺に立っているかのような錯覚を覚えました。

Lyon中央市場(レ・アル・デ・リヨン・ポール・ボキューズ)

美食の街Lyonには、フランス随一の市場といわれる「Les Halles de Lyon Paul Bocuse(レ・アル・デ・リヨン・ポール・ボキューズ)」があります。ミシュラン三つ星シェフ、ポール・ボキューズの名を冠したこの市場では、新鮮な食材やLyon名物の料理が楽しめます。

地元のチーズやシャルキュトリー(ハム・ソーセージ類)を試しながら、皆さん食文化を満喫していました。

霜降りの和牛が売られていてビックリ!佐賀牛と漢字で書いてありました。

東南アジアから来られていたテレビ撮影のクルーに遭遇。

Lyon名物のブションで味わう料理

お待たせしました!ここからは、グルメレポートです。
Lyonには「Bouchon(ブション)」と呼ばれる伝統的な郷土料理の食堂があります。今回はLyon名物の料理をいくつかご紹介します。

・クネル(Quenelle):魚のすり身を使った料理で、ふんわりとした食感が特徴。
・アンドゥイエット(Andouillette):独特の風味を持つ腸詰めソーセージ。
・タブリエ・ド・サプール(Tablier de sapeur):牛の胃をカリッと揚げた料理。

こちらのイラストはイメージ図です。AIにつくってもらいました。


旧市街には、Bouchonが並んでいます。

良い感じの雰囲気です。そして、ボリューム満点な上に値段もリーズナブルでした。お腹いっぱい!


Lyonで味わう日本食

Lyonには日本食レストランも多く、今回は久しぶりにラーメンを食べました。
満を持して入ったのが、こちらの Restaurant FAN WU Ramen & Donburis 。Google mapでの評価が”4.8″とものすごい高かったので行ってきました。

正午、開店してすぐに一番目で入ると「予約はしている?」と定員さん。していない旨を伝えると、予約でいっぱいだから1時間で食べて帰るならOKとのこと。いや、誰もいないのに・・・
メニューはこんな感じ。これ日本円に換算したら1杯2,000円超え、すごい値段だな。

クレヨンしんちゃん?!
メニューを眺めていると、ものすごい勢いで席がうまっていく・・・。予約していない人は、ことごとく門前払いでした。すごいな。

今回は、味噌ラーメンのセット(€15.8)を注文してみました。
前回の記事 で書きましたが、サラダはキャベツの甘酢がけが定番なんでしょうか?!そこに春巻がつきました。

肝心のラーメンは、スープは味噌のコクがしっかり出ていましたが、ぬるかったのが残念。そして、麺はゆですぎでした。味付けたまご、チャーシューはすごく美味しかったです。

フランスで日本の味を楽しめるのは、やはり嬉しいものです。
今回は行きませんでしたが、街中にはお寿司屋さんも多く見つけました。

こちらは回転寿司まで。なんかすごい。

最後に少し時間があったので、Lyon Part-Dieua(リヨン・パールデュー駅)から徒歩15分の場所にある さつき で買い物をして帰ってきました。こちらのオンラインショップで、和食をつくるのに必要な材料をいつも購入しています。

今回のLyon日帰り旅では、目的である日本領事事務所での手続きを無事に終え、Lyonの歴史や美食を味わうことができました。

フランスの中でも特に文化と食の魅力が詰まったLyonは、また訪れたくなる街で。今度は、もう少し時間をかけて、さらに巡ってみたいと思います。
そして、Lyonに来ることがありましたら、ぜひこの美しい街の歴史と美食を堪能してみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

また次回もお楽しみに♬

À bientôt✋

📝マコマコ