フィンランド発祥のアウトドアゲーム“Mölkky(モルッキィ)”に挑戦

フランス生活

Bonjour!マコマコです。
3月30日から始まったフランスの サマータイム

春らしい陽気が心地よいこの頃です。20時頃までは明るいここ Charnay-lès-Mâcon 。この日の夕方は、妻の勤める Bamboo Édition のメンバーと仕事終わりに近くの公園でピクニックです。

最近は、気持ちの良い日々が続いています。


この日、公園で行ったのが、ちょっと不思議な名前のゲーム「Mölkky(モルッキィ)」。
フィンランド発祥のこの木製ゲームは、フランスをはじめヨーロッパ各国でじわじわ人気を集めています。

実際に遊んでみたら、想像以上に奥深くて大盛り上がり!
今回は、Mölkkyのルールや歴史、人気の理由に加えて、ご紹介します♪

その前に、まずは乾杯です!地元のビールショップ Carnacus のIPAはやはり美味!
20時頃まで明るいので、仕事おわりの時間を楽しめます。



Mölkkyとは?フィンランドで生まれた木のゲーム

Mölkky(モルッキィ)は、1996年にフィンランドのTuoterengas社によって考案されたゲームです。
ベースになっているのは、フィンランドの伝統的な木の遊び「kyykkä(キュッカ)」というゲームで、これをもっと気軽に楽しめるように改良されたのがMölkkyです。

北欧らしく、木製の温かみあるデザインが特徴で、自然との調和を大切にするフィンランドの文化が感じられます🌲

Skittles(スキットル)と呼ばれる木のピンが並べ、プレイヤーは木の棒のMölkky(モルッキィ)を投げてピンを倒すのが目的です。簡単に言えば、ボーリングに似た雰囲気のゲームです。

倒したピンの番号が得点になるのですが、倒すピンの数によって得点が変動するので、戦略的な要素が強いゲームです。

ボーリングのようにただピンを倒すだけでなく、特定の得点を狙うことも重要です。例えば、倒したピンの数が多すぎると、逆に次のターンで不利になることも。しかも、倒したピンの数が“1”になると、すぐにゲームが終わってしまうこともあるので、戦術が重要です。

ボーリングよりも少し軽い感じで、チームで楽しむのにぴったりなゲームですね。実際にプレイしてみると、もっと面白さが伝わります!

詳しくは、次の見出しへ


誰とでも楽しめる!何人で遊ぶ?プレイスタイル

Mölkkyは、2人以上で遊ぶことができます
チーム戦にしてもいいですし、個人戦でもOK。だいたい2〜6人くらいが一番ちょうどよい人数ですが、大会では1対1から4人チームまで幅広く対応されています。

✅ 小さなお子さんでも
✅ シニア世代でも
✅ スポーツが苦手な人でも

年齢や体力に関係なく誰でも楽しめるというのが最大の魅力です!
公園やビーチ、キャンプ場など、ちょっとしたスペースがあればすぐ始められるので、家族レジャーやピクニックにもぴったりです。



Mölkkyのルールをざっくり解説

使用するのは、数字(1〜12)が書かれた木のピンSkittles(スキットル)と、投げるための木の棒Mölkky(モルッキィ)だけ。

ゲームの基本的な流れ:

  • Skittlesを決まった三角形の配置で並べます。
  • Mölkkyを投げてSkittlesを倒します。
  • 1本だけ倒したら → 書かれている数字が得点
  • 複数本倒したら → 倒した本数が得点
  • 先にピッタリ50点を取った人(またはチーム)の勝ち!

ただし…

  • 50点を超えると、25点にリセット!
  • 3回連続で倒せなければ失格…!
  • 倒れたピンは、その場で起こして続行 → ゲームが進むにつれ、ピンが散らばって戦略性UP!

最初はシンプルに見えますが、後半になると**「あと何点で勝てるか」「どのピンを狙うべきか」**など、かなり頭を使う展開に。


どうしてMölkkyが人気なの?

Mölkkyがここまで人気になった理由は、いくつかあります

① 誰でも楽しめるシンプルなルール
言葉も道具もほとんどいらないので、多国籍の集まりでも盛り上がれるのが魅力!
フランスのように人種も文化も多様な国では、こういう言葉に依存しない遊びがすごく好まれます。

② 持ち運びがラク&エコ
木製のセットはとても軽く、バッグ一つでどこへでも持っていける手軽さ。しかも天然素材でエコ!

③ 競技としての側面もあり
現在では、世界選手権やヨーロッパ選手権も開催されており、競技としての魅力も注目されています。
フランスには「モルック連盟」もあり、各地で大会やイベントが開催されているんですよ。


Mölkkyを体験してみた!@フランスの公園

今回は、フランス人の友人たちとチーム戦形式にして遊びました。
誰もが初めてに近かったので、*「あと何点?」「わざと少ない点を取った方がいい?」*など、わいわい盛り上がりながら作戦会議。

終盤になると「ピッタリ50点」に近づいてくるので、*わざと倒さずにスキップしたり、狙いを外して時間稼ぎしたり…*と、まるでチェスのような駆け引きに🔥

運と実力のバランスが絶妙でです。
くせになると「あともう一回やろう!」が止まらなくなります(笑)


Mölkkyは日本でも遊べる?

実はMölkky、日本でもじわじわ人気が出てきているんです!
イベントで紹介されたり、地域のレクリエーションとして導入されたり、日本モルック協会も存在しています。

ネットでもセットが購入可能なので、公園遊びにマンネリしてきた人にはぜひおすすめです。

🗾日本での購入方法
日本でも、Amazonや楽天市場などのインターネットサイト。また、モルック協会公式サイト では、公式戦にも使用される本格的なモデルの案内もあります。

価格の目安は、3,000円〜7,000円前後。素材やブランドによって異なりますが、長く使える丈夫なセットがおすすめです。


自然の中で、頭も体もリフレッシュ!
Mölkkyは、年齢も国籍も超えて楽しめる、まさにヨーロッパらしい「共に遊ぶ」文化の象徴
フランスの公園で、木の音と鳥の声、そして笑い声が響く時間を過ごしながら、
「あぁ、こういうのっていいな」としみじみ感じました。


これからの季節、ぜひあなたもMölkkyを体験してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回もお楽しみに♪

À bientôt✋

📝マコマコ