Bonjour!マコマコです。
今日は、フランスの首都 Parisにある日本国大使館へ必要な書類を送るため、郵便局へ行ってきました。これは、フランスの健康保険の申請のため、日本から持ってきた戸籍謄本全部事項証明書の翻訳を依頼するためです。
前半では、フランスの郵便の出し方について、後半では、フランスの郵便局を利用した時に気づいたことや、日本との違いを書いてみました。
フランスの郵便局をはじめて利用
有り難いことに、在住の Charnay-lès-Mâcon の郵便局は我が家から徒歩3分。
Bonjour!と郵便局の中に入ると有人カウンターが2つありました。
しかし、ほとんどの人は、有人カウンターではなく、中にある機械に向かって何か手続きをしています。フランスの郵便の出し方は、自分で重さを量り、その重さに応じた切手を買って貼り、局内にある郵便ポストに入れます。慣れるまで大変ですが、すべて自動化されていて簡単でした。
機械でスムーズに手続きが出来るので、郵便局員の方も少ない印象です。
郵便局内の機械のモニター。英語も選べます。
重さ、厚さ、長さにより値段が決定し、そこに追跡可能を希望すると値段があがります。支払いはクレジットカードまたは現金。
今回は大切な書類なので追跡可能サービスを選択しました。
出てきたレシートと切手が紐付いていて、書類がどこに届いているかインターネットで追跡できます。
郵便局には、パリオリンピック&パラリンピック2024の公式マスコットキャラクター”Phryge”(フリージュ)が、売られているのを見つけました。
そういえば、来月はオリンピックでした。
フランスと日本の郵便局の違い
今回、驚いたのは、郵便局の営業時間です。
平日は9時から17時30分まで、土曜日は9時からお昼の12時まで。しかも平日の12時30分から14時30分までは「2時間の休憩」でシャッターを下ろしてしまいます。
これは日本の郵便局の「終日」のサービスや、時間外の ゆうゆう窓口 と比較すると、勝手が違います。1日、6.5時間勤務ですね。始業・終業、前後15分で7時間勤務といったところでしょう。
13時30分過ぎ。シャッターが下りた入口。
フランスの休憩時間は「休むときは休む」という姿勢を感じます。
一方、日本の郵便局のサービスは、局員が交代で昼休憩を取ることで、郵便局は閉まらず、終日、開いているのは便利な一方、局員の責任や負荷が大きいのではと思わざるを得ません。
このほど、日本のもお昼休憩を導入する郵便局ができたことをニュースで知りました。
考えさせられる「働き方」
日本のサービスにおいて、時間外サービスの習慣をユーザー側がどの程度受け入れられるか、労働の責任との重量をもう一度考えてみることが重要だと感じました。
フランスの郵便局のように休憩中の2時間はシャッターを閉めるなど、「サービスを受ける側がサービスを提供する側のことを考え、合わせる。開いてないなら仕方がないや」という考え方が浸透し、生活の調整が求められる時代に移行しているように思います。
あなたの住んでいる地域の郵便局の営業スタイルはどうでしょうか?
7月も終わりになると店頭にはこのような張り出しが、
皆さん夏のVACANCESを3週間ほど満喫されています。
フランスで法的に定められている 有給休暇の日数は**年間5週間(25労働日)。
これはフルタイム労働者が最低限取得できる日数で、1か月働くごとに2.5日分の有給休暇を蓄積する形になっていそうです。
しかもこれ、病欠とは別で、医師の診断書(証明書)があれば、病欠中の給与は、フランスの健康保険制度(Sécurité Sociale)から一部が補償されます(企業や業界の契約によって異なる)
例えば、日本では有給休暇を病欠に使う場合もありますが、フランスでは病欠は専用の制度として取り扱われ、有給休暇の日数には影響しません。病欠中は健康保険制度が手厚い支援を提供し、労働者の生活を守る仕組みになっています。
今回の記事はいかがでしたか?
郵便局の昼休み休憩のことから、フランスと日本の違いについても触れました。
何か話題提供のきっかけになれば幸いです。
À bientôt✋
📝マコマコ