Bonjour!マコマコです。
9月に ワインブドウの収穫 Vendanges をさせていただいた Domaine(ドメーヌ)から連絡をいただき、2025年もワイナリーでの仕事が始まりました。
覚えていてくださって、有り難い限りです。
お手当もすこーしアップしました💪
しかし、最近の Charnay-lès-Mâcon は、さっ、寒い、寒すぎます。
1月も中旬となり、段々と日の出が早まったものの午前8時頃までは真っ暗です。

雑草もこのように凍っております { (>_<) }}

しかし、時間の経過と共に変わるブドウ畑の景色はとても美しいです。




運がいいと ヨーロッパ最高峰、お菓子じゃない Mont Blanc(モンブラン)が見えます。
標高は4810メートル。フランスとイタリアの国境にあるアルプス山脈の最高峰です。モンブランという名前は、フランス語で「白い山」という意味になるそうです。

この時期の仕事は何かと言いますと、剪定(せんてい)作業 です。
剪定作業の目的と重要性
冬の剪定作業は、ワイン造りにおいて極めて重要な役割を果たします。
この作業の目的は、ブドウの木に不要な枝を取り除き、栄養が次の生育期に実や新芽へ集中するようにすることです。また、剪定によって枝の生育を整え、収穫しやすくする役割もあります。
不要な枝を取る前と取った後の Before & After


剪定の時期と手法
剪定のタイミングは、ブドウの木が休眠期に入る冬の間です。寒さが最も厳しい1月から2月にかけて行われます。フランスでは地域や気候条件によっても異なりますが、Mâcon地区では1月中旬からスタートするのが一般的です。

作業の手法としては、まず電動ハサミを使って枝を1本ずつ切り落とします。このとき、昨年の収穫で使われた枝や弱々しい枝を優先的に取り除き、強い枝を残すことで木の健康を保ちます。剪定はブドウの木の将来の収穫量と質に直接影響するため、非常に繊細で計画的な作業です。
腰をずっとかがめたままの作業は、かなりの重労働です。
枝の再利用
切り落とした枝はただ捨てられるわけではありません。集められた枝はトラクターで細かく粉砕され、畑の土壌に戻されます。この工程により、枝が堆肥として再利用され、土壌の栄養分を高める循環型の農業が実現されます。

9月に Vendanges をした畑は、静かでビックリ。
収穫し損ねたブドウや、役目を終えたブドウも見かけました。

ここで、おっきなトラクター登場!

このトラクターは、集めた枝を粉々に砕いて、土に環すための肥やしにします。

左:集めた枝 右:粉々になった枝
粉々にする枝の列は毎年かえていて、これが良い栄養になるそうです!

粉々にする枝の列は毎年かえていて、これが良い栄養になるそうです!
またまた、おっきなトラクター登場!
今度は、プラウ耕といって、ブドウの樹の間を深く耕していきます。深く耕すことで、土壌に空気を送り込み、排水性を向上させます。また、土壌中の有機物を分解し、肥料となる効果も期待できます。さらに、雑草の根を深く切り、土中に埋めることで、雑草の生育を抑えます。

最終的には、こんな感じにブドウの枝を誘引するところまで持って行きます。
この作業は2月のおわりから始まり、大体3月下旬くらいまで続いていくそうです。

寒さに負けず、頑張っていきたいと思います✊
À bientôt✋
📝マコマコ