Mâconで和食を食べてみる ー味噌汁から始まるフランスの日本食

フランス生活

Bonjour!マコマコです。

フランス生活の中で恋しくなるものの一つに、日本食があります。フランスの地方都市で「日本の味」を楽しめる場所を見つけるのは意外と難しいものです。

しかし、Mâconには日本食を提供するお店がいくつかあり、それぞれが独自の個性と魅力を持っています。

今回は、”Mâconの和食”を紹介します。
記事に出てくるUYAにはまだ行ったことありませんが、いつか行ってみたいと思います。その際は、写真付で、この記事を更新したいと思います。

また、日本食がフランスでどのように定着しているかを考えてみたいと思います。

 

味噌汁から始まるフランスの日本食

印象的だったのが、「味噌汁が最初に提供された」ことです。
日本では主食やメインディッシュと一緒に楽しむ味噌汁ですが、フランスでは前菜として出されることが一般的です。このちょっとした文化の違いに驚きつつも、味噌汁の懐かしい味と温かさが染みました。

陶器に入ってレンゲ付きにはビックリしました。

続いて、Mâconの日本食レストランでは、サラダとして、キャベツの甘酢漬けが提供されます。

円安の影響で日本食をユーロ換算すると、その価格の高さに改めて気づかされました。
例えば、寿司のセットは15~20 €(約3,000円)ほど。日本国内では考えられない価格ですが、その分、日本食の価値や特別感がフランスでは高く評価されているとも感じました。

一番搾りの中瓶が、5€(約850円)です。

 

Mâconの日本食レストラン

 

UYA アジア料理店

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寿司だけでなく、アジア全般の料理を楽しめるお店。シンプルな内装と親しみやすい雰囲気で、ランチタイムには地元の方々で賑わうそうです。今度、行ってみます。

 

AZUKI 日本食料理店

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一番さいしょに行ったMâconの日本食レストラン
伝統的な和食に特化したレストランで、旬の食材を活かした料理が特徴。

お店の雰囲気はこんな感じ。

エビの天ぷらとして出てきたのは、エビフライ?しかも、スイートチリソースつきです。
焼き鳥には、なぜかバーベキューソースがかかっていました。

いよいよ、本命が登場です。
醤油が謎に普通の醤油と、砂糖を加えた甘い醤油が出てきました。

 

TOYO SUSHI 日本食料理店

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新鮮な魚介を使った寿司が評判のお店。テイクアウトも可能なので、手軽に日本食を楽しみたいときにおすすめです。

お店の雰囲気はこんな感じ。テイクアウトの為、電話がひっきりなしに鳴っていました。

こちらのお店でも、キャベツの甘酢漬け、味噌汁がはじめに登場!

串焼きのセット。

本命の登場。

 

Autour Du Yuzu

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日本の食品や日本酒を取り扱う専門店。こちらは前に紹介したAZUKIと提携をしています。
獺祭も売っていました。

極めつけはこちら!とろけるカレーなど、日本の家庭料理の調味料も売っていました。
しかし、8€かあ。

 

日本食がフランスに根付いた背景

日本食がフランスに浸透したのは、1980年代以降の寿司ブームからが始まりと言われています。
ヘルシーで美しい盛り付けがフランス人の心を掴み、現在では寿司だけでなく、ラーメンやカレーなどの幅広いメニューが定着しています。特にParisにあるJAPAN TOWN周辺には、多くの日本食レストランがあります。

フランスの地方都市で日本食を楽しむのは、単なる食事以上の体験です。
日本食を提供するレストランのオーナーの多くはアジア圏出身で、その土地のフランス人の嗜好に合わせたアレンジが加えられています。土地々の文化の違いを感じる瞬間でもあります。

そして、2024年12月5日にユネスコの無形文化遺産に登録されました 日本の「伝統的酒造り」により、和食に加えて日本酒への理解も深まっていくはずです。

ぜひ、海外の日本食レストランで食事をする際は、日本との違いも含めて味わってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回をお楽しみに♬

À bientôt✋

📝マコマコ