Tour de France 2024が Mâconにきたー

フランス生活

Bonjour!マコマコです。

111大会目となるフランスの夏を黄色に染める風物詩 ”Tour de France” 第6ステージの出発が、なんと、今、住んでいる Màcon から。写真、そして動画”おおめ”で記事を書いていきたいと思います。

Tour de Franceは、毎年コースが変わるようで、ここから北に約150kmのDijonを目指します。
平日にもかかわらず、ものすごい人。スタート地点はすごい熱気でした。

Tour de FranceのWebサイトはこちら(日本語)

Màconの街は Tour de France 一色です。


Place de La Barre バール広場。


街中の様子。


この日はお休みする店もありました。


市庁舎やサン=ピエール教会前もこんな感じ。


BarもTour de France仕様です。


Tour de Franceの歴史と背景


起源と成り立ち
Tour de Franceは1903年に創設され、フランス文化の一部として深く根付いています。その発端は、自転車競技を通じて新聞「L’Auto」の販促を目指したものでした。この大会は、フランスの多様な地形や地域文化を紹介する舞台ともなり、スポーツを超えた意義を持つイベントとなっています。

大会の特徴
Tour de Franceの特徴として、毎年異なるコース設定や、首位選手が着用する黄色いジャージ「Maillot Jaune」が挙げられます。特に山岳ステージやスプリントステージは観戦者にとっての見どころであり、選手たちの過酷な挑戦が繰り広げられます。

人気の秘密
Tour de Franceは世界中からの選手や観客を引き寄せます。その理由は、競技そのものだけでなく、沿道で行われるスポンサーイベントや華やかなキャラバン隊のパレード(後述します)、多様な楽しみ方が提供される点にあります。


なぜMâconがステージの出発地に選ばれたのか


地理的背景
Mâconはブルゴーニュ地方の玄関口として知られ、風光明媚なワイン畑や歴史的な街並みが広がっています。この地の自然や文化は、自転車レースにとって魅力的な舞台となります。


我が家の近く。航空写真に映るよう CHARNAY と大きく書かれています。

歴史的なつながり
Tour de Franceは過去にもこの地域を通過していて、そのたびに地元の人々に活気をもたらしてきました。今回のMâconの選定は、これまでの歴史的なつながりを反映したものといえるでしょう。

地域活性化の観点
フランス政府や観光局は、Mâconをステージ出発地に選ぶことで、地域の観光促進と経済効果を期待しています。特にワイン観光が盛んなブルゴーニュ地方にとって、世界的イベントの誘致は大きなPRとなります。

会場はすごい熱気です!


自転車の普及啓発活動イベントも行われていました。

アイテムショップの様子。

 

オープニングセレモニー。選手紹介が行われています。

 


MâconからDijonへのコースの魅力


コース概要
MâconからDijonへのコースは、美しい田園風景と多彩な地形が特徴です。距離や標高差が選手たちに挑戦を与えつつ、観戦者にも目を楽しませるルートとなっています。

この日は、午前8時頃から交通規制が始まりました。


知らなかった住民たちと警察がもめています・・・。


朝は雨模様でしたが、レースが始まる前には晴れ間が!ラッキー!

登りのコースをママチャリでテスト走行してみました。少し走っただけで、息があがります。


午前中は、子ども達と一緒に観戦!元気いっぱいです。

午前中に若手選手8名がスタート!通るだけで、この歓声!


次にやってきたのは、抽選で選ばれた地元のサイクリストたち、総勢80名。

沿道の風景
ブルゴーニュ地方特有のワイン畑や、中世の面影を残す村々が広がります。また、観光名所として知られる建築物も点在しており、風景を楽しみながらの観戦が可能です。

 観戦スポット
地元の人々によると、Mâcon市内のスタート地点やワイン畑の中を通るエリアが特におすすめの観戦スポットです。また、道端での観戦中に地元の特産品を楽しむのも一興です。

スタート地点の様子。


Mâcon市長がスタートの合図をします。


首位選手の証・黄色ジャージ「Maillot Jaune」が先頭でコース in

いよいよスタートのカウントダウンです。


90名の選手たちが、Dijonに向けて発進しました。


選手が出発した後のスタート地点。


その後は、サン=ピエール教会前のパブリック・ビューイングで観戦です!


スポンサー広告とキャラバン隊の魅力


この熱気以上に驚いたのがスポンサーの広告です。Tik Tok、X、HARIBO、ORANGINAなどなど、沿道のお客さんへ豆まきのように試供品を配りまくってました。スマホゲームの1回課金無料的なやつもありました。

キャラバン隊の登場!

キャラバン隊の登場(横アングル)!

キャラバン隊の登場(もひとつ縦アングル)!おなじみORANGINA

キャラバン隊の役割
Tour de Franceでは、約10kmのパレードがキャラバン隊によって行われます。スポンサー各社の広告車両が華やかに装飾され、観客に試供品を配布します。

印象的な広告車両
HARIBOのグミを配る車や、TikTokの派手なデザインの車など、毎年ユニークな広告車両が話題を呼びます。これらは子どもから大人まで楽しめるイベントの一環です。

観客の反応
沿道では、観客がキャラバン隊からの試供品を受け取るために手を伸ばし、笑顔があふれます。実際にもらったアイテムとして、グミや帽子、ペンなどが挙げられます。

これをもし日本でやったらどうなるのだろうか?
例えば、お正月の箱根駅伝で選手が走る前に試供品を配ったら、どうなのかな?
きっとはじめは大炎上するも、だんだんと人気となり、盛り上がるかなとも思いました。


この日の戦利品たち。


Tour de France コーディネート

MâconでのTour de Franceは、地元の熱気やフランス文化の奥深さを感じる素晴らしい機会でした。特にキャラバン隊の華やかさや、沿道の観戦者たちの一体感が印象的でした。

未来にTour de Franceを観戦する機会があれば、ぜひ現地でその熱気を体感してみてください。
特にMâconのような地方都市では、地元の人々との触れ合いも楽しめるでしょう。

最後まで、記事をお読みいただき、ありがとうございました。
また次回もお楽しみに♬

À bientôt✋

📝マコマコ