5週間で2メートル超え!?春のブドウ畑で“身長測定”

2025年

Bonjour!マコマコです。
今週は雨の1週間のようで、日本から船便で送ったレインコートが大活躍しそうです。

雷雨のマークが・・・、実際に雷雨の日もありました😢


春のブドウ畑での仕事が始まったのが4月28日。
それから約5週間の、本日、6月4日時点でブドウ畑は大きな変化を見せています。

今回は、Relevage ルルヴァージュ 作業の続編をお届けします!
🖱Relevage ルルヴァージュ 前編 こちら
🖱Relevage ルルヴァージュ 後編 こちら


🌱 ぐんぐん伸びたブドウたちは、2メートル超え!

5月は気温の上昇とともに、ブドウの生長が加速。
1週間単位でも驚くほど枝が伸び、あっという間に私の身長を追い越してしまいました(笑)

品種や区画によって差はあるものの、2メートルを超える枝もちらほら
もうこれは、ブドウと一緒に“身長測定”するしかない!と思い、畑で測定タイム📏


⛈️ 雨、そして雹…ブドウたちは大丈夫?


6月に入り、 ここ Charnay 周辺では激しい雨が続き、雹(ひょう)も降りました
しかも雷により日曜日にまさかの夕方に停電。復旧まで2時間ほどかかりました。


この時期の雹は、ブドウにとってはとても危険。
あめ玉ほどの雹により、葉や枝、実が傷つけば、今年の収穫に大きな影響が出てしまいます。

幸い、私たちのブドウたちは無事でした!**🍇
自然相手の仕事の中で、こうした「ヒヤリ」も一部。ほっと胸をなでおろした瞬間でした。


✂️ 予定前倒し!relevage最上段で固定&剪定へ

ブドウの成長スピードに合わせ、relevage(ルルヴァージュ)の予定を前倒しです。

本来であれば3度行う予定の relevage(ルルヴァージュ)ですが、ブドウの生長が著しく、この畑は2度で今年はいくそう。ワイヤーも最上段レベルにブドウを固定していきます。

前回同様、relevage(ルルヴァージュ)の後はキレイに整頓され、爽快感があります。

同時に、両手の剪定ばさみで頭上の枝をカット✂️「摘心(てきしん)」も行っていきます。
腕がパンパンになる作業ですが、風通しと日当たりのためには欠かせません。

新梢が伸びすぎると、その成長に養分が集中しすぎてしまい、花穂や果実への養分供給が不足したり、風通しが悪くなって病害虫のリスクが高まったりします。
そのため、ある程度の長さになった新梢の先端を剪定ばさみで切ります。

今後は、収穫前の仕上げとして、トラクターで横をカット する予定とのこと。
列を整えて管理しやすくしつつ、病気や湿気対策にも効果的です。

こちらはブドウの枝のアート?
いえいえ、そんなことはありません✋

通常は、剪定バサミで上に伸びた新梢を摘心して管理していきますが「今後は切らずに丸めてみたい」というアイデア。
これにより、新梢の成長を穏やかに抑制しつつ、光や風通しのバランスも整えられるのだそうです。摘心のように切らないため、作業効率の向上や、ブドウの樹にかかるストレスの軽減といった効果も期待されるとのことでした。


🍇 春は成長の季節!自然とともに働く日々

4月28日のブドウ畑
5月13日のブドウ畑

5週間前には腰の高さにも届かなかったブドウが、今や頭上を越えるほどに。
ブドウの成長に合わせて人間も動き、天気に翻弄されつつも進んでいく毎日。
大雨と雹を乗り越えて、ブドウたちはたくましく育っています。

えっ、もうこんなに大きくなったの?!

そんな感覚を味わえる6月のはじまりです。


最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
また次回もお楽しみみに♬

À bientôt✋

📝マコマコ